RELY
Remitly Global送金の現場である移民社会に深く入り込み、母国ごとの受け取り網と信頼を築いた点が最大の強み。違法な送金や詐欺を見抜く与信と監視の仕組みは、規制業ゆえの参入の壁になる。旧来の窓口送金より安く速い体験で、世界の出稼ぎ送金の置き換えを進める先頭格の立ち位置にいる。
先進国で働く移民が母国の家族に送る、国際送金の手数料と為替の差益が収益の柱。アプリで数分の手続きを済ませ、受け取りは銀行口座や携帯の電子財布、現地の窓口まで選べる。送金は給料日ごとに繰り返される生活の習慣のため、顧客は一度定着すると長く使う。送金の件数と定着の積み上げで稼ぐ構造になっている。
移民の雇用が悪化すると、送金の金額と頻度が直接細る。移民政策の厳格化は顧客の母数を絞る。送金の手数料は競争で下がり続け、安定通貨による直接送金が本格化すれば仲介の取り分が消えかねない。広告費頼みの成長は、効率が落ちると赤字に逆戻りする。
配当を出さず、資金を新しい送金回廊の開拓と金融サービスの拡充に投じる成長優先の経営。黒字化を果たし、規律ある広告投資へ転じた。送金を入り口に口座や信用の機能を重ね、移民の家計の主取引先を狙う方針が特徴になっている。
移民の雇用と送金需要、獲得費用の効率、為替と規制に依存する。先進国の労働市場が移民の所得を支えるか、広告に頼る新規顧客の獲得が採算に見合い続けるか、各国の送金規制と免許の維持をこなせるか、そして安定通貨など新しい送金手段が脅威でなく道具になるかが、業績を左右する大きな前提になる。
バランスシート (要約)
資産 $1.5B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $869M(60%)。
借金が軽く手元資金も厚い。安全度は最高水準
- 現金・現金同等物$542M
- 他の流動資産$774M
- 固定資産$143M
- 流動負債$399M
- 長期借入金$155M
- 短期借入金$3M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率・D/E。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $1.6B
- 売上成長率
- 29.4%
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- 4.7%
- 純利益率
- 4.2%
- ROE
- 7.8%
- ROIC
- 6.0%
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $325M
- フリーCF
- $296M
- 営業CFマージン
- 19.9%
- 現金燃焼
- なし(CFは流入)
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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