WEST
Westrock Coffee店頭の看板は取引先のもので、Westrock Coffeeは仕入れから焙煎、抽出、包装までを裏側で一貫して引き受ける。産地との取引を技術で追跡する調達事業を別の柱に据えており、単なる代行生産では終わらない構えを持つ。
ノースカロライナ、アーカンソー、マレーシアの工場でコーヒーや茶を焙煎し、抽出から包装まで手がけて小売りや外食、コンビニに供給するのが主力の飲料事業。もう一つの柱は産地との取引を自前の技術で追跡する調達事業で、生豆の先渡し契約による売上が中心になる。
仕入れの中心である生豆は取引所で値の動く商品で、相場が急に上がると価格への転嫁が追いつかず利幅が縮む。取引先の看板で売る商品が多いぶん、値決めの主導権も握りにくい。新設したコンウェイの工場は、想定どおりに客がつくまで費用だけが先に出る。
コンウェイに新設した大型工場を動かしきることと、取引先を広げることに資源を集中している。株主への配当はなく、生んだ資金は設備と産地の追跡網へ回している。
生豆や茶葉の相場が上がったときに、それを製品価格へどれだけ早く移せるかで採算が決まる。小売りや外食の取引先が発注量を増やすか、そしてアーカンソー州コンウェイに新設した工場をどこまで動かせるかも数字を動かす。
この会社をどう読むか
店頭に Westrock Coffee の名前が出ることはまずない。棚に並ぶコーヒーや茶の中身を、小売りや外食チェーンの看板の裏側で作っているのがこの会社だ。
収益の多くを取引先の看板で売る商品が占めるため、値決めの主導権は相手側にある。生豆の相場が動いたときにどれだけ早く価格へ反映できるかが、薄い利幅を守れるかどうかを決める。
バランスシート (要約)
資産 $1.2B を負債が上回る債務超過の状態。
負債が資産を上回る債務超過。本業から入る現金もマイナスで、増資や資金繰りに注意
- 現金・現金同等物$50M
- 他の流動資産$346M
- 固定資産$780M
- 流動負債$414M
- 長期借入金$361M
- 短期借入金$19M
この判定で見た指標: 自己資本比率・利息カバー率 (営業利益が支払利息の何倍か)・負債/EBITDA (借金が本業の稼ぎの何年分か)。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $1.2B
- 売上成長率
- 39.8%
- 粗利率
- 12.7%
- 営業利益率
- −3.8%
- 純利益率
- −7.6%
- ROE
- —
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- −$19M
- フリーCF
- −$108M
- 営業CFマージン
- −1.6%
- 現金ランウェイ
- 1年未満
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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