
まだ赤字先行で、将来に賭ける会社
顧客の製品に合わせて味や香りを開発し、一度採用されると製品が続く限り使われる粘着性の高さが強み。長年の研究の蓄積と、食品原料まで含む幅広い品揃えで、消費財メーカーに欠かせない裏方の地位を持つ。日用品の安定需要に支えられ、景気に左右されにくい立ち位置にいる。
食品や飲料の味付けに使う香料、香水や洗剤などの香り、そして食感や保存に関わる食品原料の製造・販売が収益の柱。消費財メーカーの製品に欠かせない原料を、相手の製品に合わせて開発し供給する。一度採用されると製品が続く限り使われ、安定して稼ぐ構造になっている。
原材料やエネルギー費の上昇を価格に転嫁しきれないと、利益率が圧迫される。景気後退で消費財の生産が鈍ると需要が落ちる。大型買収に伴う重い借入の負担や、事業整理の遅れも、収益と財務の重しになりうる。
配当を出しつつ、大型買収で膨らんだ借入の返済と、不採算事業の整理に力を入れる経営。味と香りという粘着性の高い事業を土台に、財務の立て直しを進めながら、研究開発で付加価値の高い原料を伸ばして稼ぐ力を整える方針が特徴。
食品・飲料や日用品の生産の活発さに依存する。消費財メーカーの需要がどれだけ堅調か、原材料費の上昇を価格に転嫁できるか、健康志向や天然志向の変化に対応できるか、そして買収後の事業整理を進められるかが、業績を左右する大きな前提になる。
資産 $25.5B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $14.2B(55%)。
本業は赤字で現金を減らしている段階。黒字化の道筋が焦点
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