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sodate Stories ・ 2026.09.04

タイソン7.26%安。1か月前に下げたばかりの見通しを、また下げた

タイソン・フーズが通期の利益見通しを引き下げ、7.26%安となった。8月3日に示した数字を1か月で下方修正したことになる。理由は牛肉部門である。肉牛の価格が高く、飼育頭数も減っている。部門の赤字は最大$775Mに膨らむ見通しになった。同業のJBSも北米の牛肉事業で大きな損失を出しており、1社の経営の問題ではなく畜産の周期の問題になっている。

TSN7.26%CPB6.96%GIS3.25%2分で読める ・ sodate 編集部
アーカンソー州スプリングデールにあるタイソン・フーズの本社。同社は牛肉部門の赤字拡大を理由に通期見通しを引き下げ、株価は7.26%安となった
Brandonrush · CC BY-SA 3.0

タイソン・フーズが7.26%安の$51.76で引けた。全体が1%以上上げた日に、生活必需品でいちばん大きく下げている。

会社は同じ日、2026年度の調整後営業利益の見通しを$1.85B〜$2.05Bに引き下げた。8月3日に示していたのは$2.1B〜$2.3Bである。1か月で下げ直したことになる。

下げたのは牛肉部門だけ

引き下げの中身は、部門ごとに見ると分かりやすい。

牛肉部門の赤字見通しが$625M〜$775Mに広がった。理由として会社が挙げたのは、肉牛の価格の高さと、飼育している牛の在庫評価の低下である。

TSNTyson Foods$51.767.26%
直近1か月の終値 (日足)。緑=前日より上げた日、赤=下げた日30日 $52$59
タイソン・フーズの1か月。8月3日に示した通期見通しを1か月で引き下げ、7.26%安となった

つまり仕入れが高い。牛肉は買ってきた肉牛を処理して売る事業なので、仕入れ値が上がって売値が追いつかなければ、処理する頭数を増やすほど赤字が増える。

牛が足りないのは、3年前に決まっていた

肉牛が高いのは、飼育頭数が少ないからである。

牛は生まれてから出荷まで2年前後かかる。数年前に牧場が繁殖用の雌牛を減らせば、その影響は数年後の出荷頭数に出る。今年の高値は今年の判断で決まったものではない。

だから対策も効きにくい。増やそうと決めても、店頭に出るまでの時間は縮まらないからだ。

1社の問題ではない

この日の食品株前日比・9/3

同じ周期の中にいるのはタイソンだけではない。同業のJBSも直前の四半期に北米の牛肉事業で大きな損失を出している。

この日は食品株が広く売られた。キャンベルズが6.96%安、ゼネラル・ミルズが3.25%安、コナグラ・ブランズが3.46%安である。生活必需品は0.84%安と、11業種で下げ幅が最も大きい業種になった。

見ておくべきは、飼育頭数が増え始めたという統計が出るかどうかである。株価が戻る条件は、会社の努力ではなくそちらにある。

sodate Daily ・ 2026.09.04この日の朝刊を読む

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