9月3日、FRBのウォーラー理事が9月の会合は利上げを見送ってよいと述べた。CMEのFedWatchが示す利上げの確率は、前日の63.2%から50.4%へ落ちている。
株式市場は全面高になった。ただし上げ幅がひときわ大きかったのは、株ではない資産に連動する銘柄のほうだった。
利息を生まない資産にとっての追い風
ビットコインは5.56%高の$81,598まで戻した。イーサリアムが5.02%高、ソラナが5.05%高と、主要な銘柄がそろって上げている。
理屈は単純である。金利が上がると、利息を生まない資産は「持っているだけで損をする度合い」が増える。上がらない見通しになれば、その圧力が抜ける。
上げ幅は本体の3倍になった
ビットコイン本体の5.56%に対し、連動する株の上げ幅は桁が違った。
MSTRStrategy▲17.56%
CRCLCircle Internet Group▲16.46%
BMNRBitMine Immersion Technologies▲14.70%COINCoinbase Global▲10.14%
CIFRCipher Mining▲14.43%RIOTRiot Platforms▲13.44%
ストラテジーが17.56%高。ビットコインを借入で買い増して財務に積み上げてきた会社で、値動きは本体より大きく振れる。
USDCを発行するサークル・インターネット・グループが16.46%高、ビットマインが14.70%高、コインベースが10.14%高だった。
採掘会社も同じ方向に動いた。サイファー・マイニング14.43%高、ライオット・プラットフォームズ13.44%高、クリーンスパーク11.03%高、マラソン・デジタル10.79%高である。
見ておくべきは9月11日
ウォーラー理事の発言には条件が付いている。これから2週間のデータが物価の減速を示し続けるなら、という条件である。
本人が決め手として挙げたのは9月11日発表の8月消費者物価指数だった。この日の上げは、その1枚の紙を先に織り込んだものになる。数字が反対を向けば、上げ幅が大きかった順に戻る。



