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米国終値9/3
S&P 5007,747.71+1.06%
NASDAQ26,584.06+1.40%
Dow Jones53,686.11+1.18%
Russell 20002,968.27+0.51%
VIX14.32-0.88
ドル円156.07-1.79%
10年債4.76%-0.03
原油 WTI91.82+0.89%
4,523.30+3.60%
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sodate Daily2026.09.048分で読めるsodate 編集部

ウォーラー理事の1回待てる」ダウ624ドル高。利上げは五分五分

木曜の米国株は全面高になった。ダウは624ドル高で8月4日以来の大きな上げである。きっかけはFRBのウォーラー理事が、9月の会合は利上げを見送ってよいと述べたことだった。9月利上げの織り込みは前日の63.2%から50.4%へ落ち、長期金利も下がっている。前日から続く「上振れ決算が売られる」流れは残り、ブロードコムは2.74%安、シエナは10.36%安。一方でスノーフレークは16.55%高だった。

スノーフレークの展示ブース。同社は製品売上37%増と通期見通しの引き上げを受け、この日16.55%高となった
Raysonho @ Open Grid Scheduler / Scalable Grid Engine · CC0

木曜の米国株は全面高になった。

S&P 500が1.06%高の7,747.71、ナスダックが1.40%高の26,584.06。ダウは624ドル高の53,686.11で、8月4日以来の大きな上げである。

動かしたのは決算ではなく、FRBの理事ひとりの発言だった。

この日の値9/3 終値
S&P 500
7,747.71
1.06%
NASDAQ
26,584.06
1.40%
Dow Jones
53,686.11
1.18%
Russell 2000
2,968.27
0.51%

利上げの織り込みは63.2%から50.4%へ落ちた

ウォーラーFRB理事がロイターの取材で、9月15〜16日の会合は政策金利を3.50〜3.75%に据え置いてよいと述べた。

条件は付いている。これから2週間のデータが物価の減速を示し続けるなら、という条件である。

本人はジョン・レノンをもじって「ディスインフレにチャンスを」と言い、会合1回ぶんなら待てると付け加えた。

CMEのFedWatchが示す9月利上げの確率は、前日の63.2%から50.4%へ落ちた。ほぼ五分五分になった計算になる。

10年債は4.76%へ下がり、ビットコインが5.56%高

長期金利は下がった。10年債が4.76%、30年債が5.24%、2年債が3.74%である。

この日の値9/3 終値
10年債
4.76%
0.03
30年債
5.24%
0.02
2年債
3.74%
0.03

利上げが遠のく見通しに最も強く反応したのは、利息を生まない資産だった。ビットコインが5.56%高で$81,598まで戻している。

その連想で、暗号資産に連動する株が軒並み上げた。ストラテジーが17.56%高、サークル・インターネットが16.46%高である。この一群については深掘りに書いた。

ウォーラー理事の姿勢は、8月28日にジャクソンホールでウォーシュFRB議長が示した強い姿勢とは温度が違う。決め手になるのは9月11日発表の8月消費者物価指数だと本人が述べている。

上振れ決算が売られる流れは残り、シエナは10.36%安

前日は決算を上回った3社がそろって売られた。この日も同じことが起きている。

ブロードコムが2.74%安。売上高$29.59Bは市場予想を0.53%、1株利益$3.32は2.53%上回ったが、幅が薄かった。AI半導体の売上高は$16.70Bで前年同期比221%増である。

シエナは10.36%安だった。1株利益は予想を22.67%上回っている。売られたのは次の四半期の粗利率見通しだった。

同じ上振れ決算でも受け止めが分かれた前日比・9/3

反対側もある。スノーフレークは16.55%高。製品売上高が前年同期比37%増え、通期の製品売上見通しを$5.84Bから$6.07Bへ引き上げた。

SNOWSnowflake$356.4716.55%
直近1か月の終値 (日足)。緑=前日より上げた日、赤=下げた日30日 $306$356
スノーフレークの1か月。製品売上37%増と通期見通しの引き上げを受けて16.55%高となり、8月下旬からの下げをまとめて戻した

ヒューレット・パッカード・エンタープライズは5.04%高で引けた。時間外では部品調達の制約を嫌気して売られていた銘柄である。日中の取引でその下げを取り返した。

前日のモンゴDBと並べると、市場が見ているのは数字の水準ではなく伸びの傾きだと分かる。

11業種のうち8つが上げ、首位は情報技術の1.00%高

セクター騰落前日比・9/3
  • 情報技術1.00%
  • 金融0.84%
  • 資本財0.80%
  • 公益事業0.57%
  • コミュニケーション・サービス0.27%
  • 不動産0.24%
  • 素材0.19%
  • 一般消費財0.06%
  • エネルギー0.49%
  • ヘルスケア0.52%
  • 生活必需品0.84%

上げ幅が最も大きかったのは情報技術の1.00%高で、金融の0.84%高、資本財の0.80%高が続いた。

下げたのは3業種だけである。生活必需品が0.84%安で最も大きく、ヘルスケアが0.52%安、エネルギーが0.49%安と続く。

生活必需品を押し下げたのはタイソン・フーズの7.26%安だった。牛肉部門の赤字が広がり、通期の利益見通しを1か月ぶりに引き下げている。事情は深掘りに書いた。

深掘り

補足

テスラは5.42%高だった。量産版サイバーキャブの発表会がテキサス州オースティンで同日夜に予定されており、上げたのは発表の中身ではなく発表への期待である。ハンドルもペダルも持たない2人乗りのロボタクシーで、監視者なしの走行がどこまで示されるかが焦点だった。

ウルトラジェニクス・ファーマシューティカルは44.03%安で上場来の安値をつけた。アンジェルマン症候群を対象とした第3相Aspire試験が、主要評価項目も主要な副次評価項目も達成しなかったと前日夜に発表している。会社は事業の見直しに入ると表明した。

同じ日に出た第3相の結果、逆向きの受け止め前日比・9/3

反対にサミット・セラピューティクスは17.33%高である。提携先のアケソが、第3相の中間解析で全生存期間の評価項目を達成したと発表した。開発中のイボネスシマブ単剤が、非小細胞肺がんでメルクのキイトルーダを上回っている。

雇用の統計は弱くも強くもない。新規失業保険申請は206,000件で市場予想の205,000件をわずかに上回った。8月の人員削減の発表は前年同月から46.1%減り、2022年以降で最も静かな8月になっている。

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開示に書かれた仕入れ先・委託先の記録です。編集部の推論で、事実の報告ではありません。