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sodate Stories ・ 2026.09.04

シエナ10.36%安。粗利率の見通しが46.4%から45%へ下がった

光通信装置のシエナが10.36%安となった。決算そのものは強い。1株利益は市場予想を22.67%上回り、売上高$1.67Bは前年同期比37%増えている。売られたのは次の四半期の粗利率見通しだった。7月期の46.4%に対し、10月期はおよそ45%になるという。予想PERが120倍まで買われていた銘柄では、1ポイント強の低下が1割の下げになる。前日のモンゴDBと同じ形が、光通信でも起きた。

CIEN▼10.36%COHR▼1.57%LITE▼2.67%2分で読める ・ sodate 編集部
データセンターに設置されたシエナの光伝送装置6500。同社は決算を上回りながら粗利率の見通しを理由に10.36%安となった
C0pMer · CC BY-SA 4.0

シエナが10.36%安の$317.46で引けた。光ファイバーを流れる信号を送受信する装置を作る会社である。

決算の中身は良かった。8月1日までの四半期で、1株利益は$2.11と市場予想の$1.72を22.67%上回っている。売上高は$1.67Bで前年同期の$1.22Bから37%増えた。

見通しの中の1行が全部を持っていった

売られたのは、次の四半期の粗利率だった。

7月期の調整後粗利率は46.4%である。ただしこれには関税の還付が含まれており、それを除いても会社の見通しの上限に近い水準だった。

会社が10月期について示した数字は、およそ45%である。1ポイント強の低下になる。

CIENCiena$317.46▼10.36%
直近1か月の終値 (日足)。緑=前日より上げた日、赤=下げた日30日 $317 〜 $445
シエナの1か月。決算は上振れたが、10月期の粗利率見通しを受けて10.36%安となった

120倍が前提にしていたもの

この1ポイント強が1割の下げになったのは、株価の側の事情である。

シエナの予想PERはおよそ120倍だった。この水準が成り立つには、今後5年にわたって利益が年75%前後で伸び続ける必要がある。市場はそれを織り込んでいた。

粗利率が下がるということは、同じ売上から残る利益が減るということだ。AIのデータセンター向けに装置の需要が急に増えても、その分だけ手元に残るとは限らない。

売られたのは分野全体ではなかった

光通信・ネットワーク機器の受け止め前日比・9/3

同じ光通信でも、コヒレントは1.57%安、ルメンタムは2.67%安にとどまった。市場全体が1%以上上げた日なので弱いには違いないが、1割の下げとは桁が違う。

ネットワーク機器のアリスタ・ネットワークスは2.87%高だった。売られたのは分野そのものではなく、期待の積み上がり方が急だった銘柄からである。

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