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sodate Stories ・ 2026.09.11

アメリカンイーグル好決算は、$161Mの関税還付が作っていた

アメリカン・イーグル・アウトフィッターズが13.97%安になった。前日の引け後に出した5〜7月期の決算は、利益も売上も市場予想を上回っている。それでも売られたのは、中身に一度きりの関税還付が入っていたからである。既存店の売上は市場の見込みに届かず、本体ブランドは前年を下回った。同じ日、アーバン・アウトフィッターズも3%安になっている。

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フロリダ州オーランドのモールにあるアメリカン・イーグル・アウトフィッターズの店舗。決算翌日にこの日13.97%安となった
Nielsoncaetanosalmeron · CC BY 4.0

アメリカン・イーグル・アウトフィッターズが木曜、13.97%安の$14.53で引けた。

前日の引け後に出した5〜7月期の決算は、利益も売上も市場予想を上回っている。それでも翌日に1割以上下げた。

直近1か月の終値 (日足)。緑=前日より上げた日、赤=下げた日30日 $14.53$17.59
アメリカン・イーグルの1か月。予想を上回る決算の翌日に13.97%安の$14.53まで下げた

1株$0.79の中身に、一度きりの関税還付が入っていた

1株あたりの利益は$0.79だった。数字だけ見れば良い決算である。

ただ、この四半期には関税の還付が$161M入っていた。過去に払いすぎた分が戻ってきたお金で、来期も続くものではない。

還付を除いた本来の稼ぐ力は、見出しの数字よりずっと小さい。市場はそこを読んだ。

エアリーは25%増、本体ブランドは1%減

小売の会社で最も見られるのは、既存店の売上である。新しい店を開けば全体の売上は増えるが、それは商売が良くなったことを意味しない。

この四半期の既存店は、市場の見込みに届かなかった。

内訳を見ると、女性向けブランドのエアリーが25%増と伸びている。一方で、社名にもなっている本体ブランドは前年比1%減だった。

伸びているのは片方だけで、大きいほうが縮んでいる。

アーバン・アウトフィッターズも同じ日に3%安

同じ日の衣料品チェーン前日比・9/10

アーバン・アウトフィッターズが3%安、アバクロンビー・アンド・フィッチも下げている。

若者向けの衣料品はこの数年、値上げが通る側と通らない側で差が開いてきた。この日の下げは、その線引きが決算のたびに確認される段階に入ったことを示している。

次に見るのは、還付が消えた次の四半期

見るべきは、還付のない次の四半期である。

一度きりの利益が消えたとき、残る利益がどれだけあるか。年末商戦を含む期の見通しが、そのまま答えになる。

もう一つは本体ブランドだ。エアリーが伸び続けても、本体が縮み続ければ会社全体は動かない。エアリーの比率がどこまで上がるかが、この会社の形を決める。

朝刊は9月11日号に。

sodate Daily ・ 2026.09.11この日の朝刊を読む

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