アメリカン・イーグル・アウトフィッターズが木曜、13.97%安の$14.53で引けた。
前日の引け後に出した5〜7月期の決算は、利益も売上も市場予想を上回っている。それでも翌日に1割以上下げた。
1株$0.79の中身に、一度きりの関税還付が入っていた
1株あたりの利益は$0.79だった。数字だけ見れば良い決算である。
ただ、この四半期には関税の還付が$161M入っていた。過去に払いすぎた分が戻ってきたお金で、来期も続くものではない。
還付を除いた本来の稼ぐ力は、見出しの数字よりずっと小さい。市場はそこを読んだ。
エアリーは25%増、本体ブランドは1%減
小売の会社で最も見られるのは、既存店の売上である。新しい店を開けば全体の売上は増えるが、それは商売が良くなったことを意味しない。
この四半期の既存店は、市場の見込みに届かなかった。
内訳を見ると、女性向けブランドのエアリーが25%増と伸びている。一方で、社名にもなっている本体ブランドは前年比1%減だった。
伸びているのは片方だけで、大きいほうが縮んでいる。
アーバン・アウトフィッターズも同じ日に3%安
AEOAmerican Eagle Outfitters▼13.97%
URBNUrban Outfitters▼2.55%
ANFAbercrombie & Fitch▼6.02%
アーバン・アウトフィッターズが3%安、アバクロンビー・アンド・フィッチも下げている。
若者向けの衣料品はこの数年、値上げが通る側と通らない側で差が開いてきた。この日の下げは、その線引きが決算のたびに確認される段階に入ったことを示している。
次に見るのは、還付が消えた次の四半期
見るべきは、還付のない次の四半期である。
一度きりの利益が消えたとき、残る利益がどれだけあるか。年末商戦を含む期の見通しが、そのまま答えになる。
もう一つは本体ブランドだ。エアリーが伸び続けても、本体が縮み続ければ会社全体は動かない。エアリーの比率がどこまで上がるかが、この会社の形を決める。
朝刊は9月11日号に。
