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sodate Stories ・ 2026.09.11

スカイワークス9.79%高、クォルボ6.77%高。中国の審査が最終段階

半導体が業種ごと売られた木曜に、この2社だけが逆を向いた。スカイワークス・ソリューションズが9.79%高、クォルボが6.77%高である。材料は合併の進み具合で、フィル・ブレイスCEOが中国の独占禁止当局の審査が最終段階に入ったと明らかにした。年内の完了を目指している。2社が一緒になれば$22B規模の高周波半導体の会社が生まれる。

SWKS9.79%QRVO6.77%3分で読める ・ sodate 編集部
ノースカロライナ州グリーンズボロにあるクォルボの拠点。合併の審査が進んだ報を受けてこの日6.77%高となった
Crazyblocks · CC0

木曜の半導体は総崩れだった。

金利上昇でラムリサーチが5.65%安、インテルが5.57%安。半導体ETFは2%安で、指数の下げ幅より深い。

その中でスカイワークス・ソリューションズが9.79%高の$84.03、クォルボが6.77%高の$112.36で引けた。

半導体が売られた日の高周波2社前日比・9/10

残っていた最後の関門が、中国のSAMRだった

材料は相場ではなく、手続きの進み具合である。

スカイワークスのフィル・ブレイスCEOが、クォルボとの合併に必要な中国の独占禁止当局(SAMR)の審査が最終段階に入ったと明らかにした。年内の完了を目指すとしている。

2社は昨年に統合で合意した。ロイターは署名の時点で、$22B規模の高周波半導体の会社が生まれると伝えている。

高周波部品はスマートフォンが電波をつかむ部分を担う。米国の当局はすでに通しており、中国の判断が残る最後の関門だった。

現金$32.50と0.960株。動いたのは成立の確率

なぜ審査の話で株価が1割近く動くのか。

合併が決まったあとの株価には、成立するかどうかの確率が織り込まれている。クォルボの株主は1株につき現金$32.50とスカイワークス株0.960株を受け取る条件になっている。

この条件で計算した価値と、いまの株価の差が「成立しないかもしれない」ぶんの割引である。審査が進めば、割引は縮む。

直近1か月の終値 (日足)。緑=前日より上げた日、赤=下げた日30日 $66$84
スカイワークスの1か月。中国の審査が最終段階に入ったとの発言で9.79%高の$84.03まで戻した

半導体全体が売られた日に2社だけが逆を向いたのは、この動きが景気や金利ではなく、取引の成否だけを見ているからである。

次に見るのは、年内という目標が守られるか

見るべきは、年内という目標が守られるかどうかだ。

中国の審査は、米中の通商の空気に左右されてきた経緯がある。承認の条件として事業の一部売却が付くこともある。

もう一つは、統合したあとに何を作るかである。スマートフォン向けの部品は買い手が集中している市場で、規模を大きくする意味は交渉力にある。それが数字に出るのは合併の後になる。

朝刊は9月11日号に。

sodate Daily ・ 2026.09.11この日の朝刊を読む

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