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sodate Daily ・ 2026.07.08

半導体の反発は一日で終わり、資金は石油と医薬へ逃げた

火曜の米国株は、月曜に反発したばかりの半導体が再び急落した。SKハイニックスがAI向けメモリの増産を緩めると伝わり、AI投資の回収への懐疑が再燃。原油の7%急伸で金利も上がり、資金はシェブロンなどエネルギーと医薬のディフェンシブへ。攻守が1日ごとに入れ替わる綱引きが続く。

シェブロン本社(米カリフォルニア州サンラモン)
InvadingInvader · CC BY-SA 4.0

火曜の米国株は、月曜の反発がわずか1日で巻き戻った。ナスダックは -1.16%(25,819)、S&P500 は -0.45%(7,504)、ダウは -0.25%(52,925)。売りの中心は、またしても半導体だった。

3つのポイント

  1. 半導体が再び急落インテルが -10%、マーベルサンディスクラムリサーチAMDが -7% 前後。メモリ大手SKハイニックスがAI向け高性能メモリの増産ペースを緩めると伝わり、「AIへの巨額投資は本当に回収できるのか」という警戒が再燃した。大手証券から半導体株に慎重な見解が出たことも重しになった
  2. 原油+7%で、石油が買われ金利が上がった:原油価格の急伸でシェブロンが +3.5%、エクソンモービルが +3.9% と上げた。一方で原油高は物価の上振れ要因でもあり、長期金利は 4.53% へ上昇。これもハイテクの逆風になった
  3. 守りへの回帰ジョンソン・エンド・ジョンソンイーライリリーユナイテッドヘルスなどディフェンシブが買われた。大型ハイテクではメタだけが +2.6% と逆行高——AIの計算能力を外販する構想への期待が、選別の物差しになっている

補足

先週木曜から数えて「急落→反発→急落」と、半導体は1営業日ごとに攻守が入れ替わっている。振り回されているように見えるが、物差しは一貫している——「AIに投じたお金は、いつ・誰の利益になるのか」という一点だ。増産減速の報道はその不安側に、メタの外販構想は期待側に働いた。どちらに転んでもいいように、エネルギーや医薬のような「AIと関係なく稼ぐ会社」へ資金の一部を逃がす動きが、この綱引きのもう一つの顔になっている。

出典: Yahoo Finance(7/7・半導体急落) / Yahoo Finance(7/7・メモリ売り) / Bloomberg(7/7・市況)