CVEO
Civeo人里離れた資源開発の現場に特化し、宿泊から発電・水処理・警備までを一括で請け負える会社は少ない。1998年に開いたカナダ油砂地帯のPTI Lodgeを起点に、2018年のNoralta Lodge買収などで拠点を広げてきた。
カナダの油砂地帯と豪州の石炭・鉄鉱石地帯で、26カ所・約26,500室の宿泊施設を自社で持って運営する。顧客企業が所有する施設でも約19,500室分の運営を受託しており、食堂や洗濯、発電、水処理、警備までを一括で請け負う複数年契約が中心。自社所有分が売上の57%、受託運営が43%を占める。
原油安でカナダの油砂開発が減速すれば、宿泊施設の稼働率がまず落ちる。カナダの脱炭素政策による油砂の長期的な縮小や、豪州の石炭需要の構造的な先細りも逆風になる。営業利益は2023年の$39.5Mから2025年は$4.1Mまで落ち込んでおり、下振れの実例はすでに出ている。
稼ぎの波が大きいぶん、好況で増やした部屋を不況で抱え込まないよう、資産の入れ替えと借入の圧縮を優先してきた。株主への還元も、稼ぎの厚みに合わせて増減させる。
石炭や原油、鉄鉱石の価格と、その開発にどれだけ投資が向かうかで客室の稼働が決まる。2023年に$700.8Mあった売上は2025年に$638.8Mまで減っており、資源開発の投資サイクルの下り坂がそのまま数字に表れている。
この会社をどう読むか
Civeoは、カナダの油砂地帯と豪州の石炭・鉄鉱石地帯で、資源開発の現場で働く人々の宿泊と食事を丸ごと請け負う会社だ。始まりは1998年にカナダで開いたPTI Lodge。2018年のNoralta Lodge買収などを経て、いまは26カ所・約26,500室を自社で運営する。
宿泊だけでなく発電や水処理、警備までを一括で引き受ける複数年契約が、この会社の食い扶持になっている。だが資源価格の波はそのまま数字に響き、売上は2023年の$700.8Mから2025年は$638.8Mへ、営業利益は$39.5Mから$4.1Mへ縮んだ。原油安と豪州の石炭需要の先細りは、まだ効き終わっていない。
バランスシート (要約)
資産 $477M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $174M(37%)。
借金と支払い余力のバランスが良く、黒字も安定
- 現金・現金同等物$14M
- 他の流動資産$117M
- 固定資産$346M
- 流動負債$85M
- 長期借入金$183M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率・D/E。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $639M
- 売上成長率
- −6.3%
- 粗利率
- 23.7%
- 営業利益率
- 0.6%
- 純利益率
- −3.1%
- ROE
- −11.5%
- ROIC
- 0.9%
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $22M
- フリーCF
- $2M
- 営業CFマージン
- 3.5%
- 現金燃焼
- なし(CFは流入)
配当
- 配当総額(年間)
- $3M
- 配当性向
- —
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