DMC
Del Monteバナナとパイナップルで世界三強の一角を占め、看板のブランドと、中米からアフリカまで分散した農園を持つ点が最大の強み。地域を分散することで天候や病害の打撃を和らげる。長い歴史で世界の量販店との関係を築く。産地を持たない流通業者とは異なり、生産から流通まで一貫して担う、生鮮食品の大手の立ち位置にいる。
バナナやパイナップル、メロン、アボカドといった生鮮の果物や野菜を、世界で生産し、運び、売るのが事業の柱。中米やフィリピン、南米、アフリカに分散した農園で栽培し、看板のブランドで世界の量販店に届ける。バナナとパイナップルが二本の柱で、もう二社と並ぶ世界三強の一角を占める。切った野菜やサラダなど加工した食品も手がける。生鮮の果物と野菜の販売で稼ぐ構造になっている。
バナナを枯らす病害の広がりは、主力の品種を壊滅させかねない最大の脅威になる。台風やハリケーン、異常気象は収穫を直撃する。冷蔵して運ぶ海上の輸送費の高止まりは採算を圧迫する。もう二社の大手や、量販店の自社ブランド、産地から直接仕入れる動きとの競争も激しい。創業家の支配を巡る指摘もある。
配当を続けながら、バナナとパイナップルの生産と流通を着実に回す経営。農園を地域に分散して天候や病害の打撃を和らげ、堅実な財務を保つ。不振の加工食品の事業の処分も検討しつつ、もう二社の大手との三強の地位を守り、長い歴史のブランドを生かす方針が特徴になっている。
生産と、果物の価格、輸送費に依存する。中米やフィリピンの農園が、天候や病害に妨げられず安定して収穫できるか、バナナや果物の販売価格が保たれるか、冷蔵して運ぶ海上の輸送費を抑えられるか、そして量販店の棚を確保し三強の地位を保てるかが、業績を左右する大きな前提になる。
バランスシート (要約)
資産 $3.1B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $2B(66%)。
借金が軽く手元資金も厚い。安全度は最高水準
- 現金・現金同等物$36M
- 他の流動資産$1.1B
- 固定資産$1.9B
- 流動負債$529M
- 長期借入金$176M
- 短期借入金$2M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率・D/E。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $4.3B
- 売上成長率
- 1.0%
- 粗利率
- 9.2%
- 営業利益率
- 3.2%
- 純利益率
- 2.1%
- ROE
- 4.5%
- ROIC
- 4.9%
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $245M
- フリーCF
- $181M
- 営業CFマージン
- 5.7%
- 現金燃焼
- なし(CFは流入)
配当
- 配当総額(年間)
- $57M
- 配当性向
- 63.3%
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