景気敏感な事業で、配当も出す会社
機械を動かす油圧の部品と、それを操作する電子制御の両方を手がけ、動きの心臓部を一社でまとめられる幅広さが最大の強み。買収で築いた多くの名門ブランドと、建設から農業、レジャーまで広い納め先を持つ。半世紀を超える歴史で、機械の動きの裏方に深く食い込んでいる。
建設機械や農業機械、レジャー用の車両を実際に動かす油圧の弁や継手といった部品を作って売るのが収益の柱。重い腕やバケットを思い通りに動かす心臓部にあたる。もう一つの柱が、それらの機械を操作する画面や電子制御の装置で、油圧と電子の両面から機械の動きを担う。機械を作る会社へ部品を納め、買収で品揃えを広げて稼ぐ構造になっている。
建設や農業の機械の需要が冷えると、部品の注文がまとまって減る。レジャー車両は景気に敏感で、家計が引き締まると真っ先に売れ行きが落ちる。原材料や関税の費用が上がると採算が痛む。大手の油圧メーカーとの競争や、買収の高値づかみと統合の失敗も重荷になる。
配当を維持しながら、油圧と電子制御の二本柱を回し、有望な部品会社の買収で幅を広げる経営。借入を抑えて統合を丁寧に進める。広い納め先で特定の業界の波を和らげ、着実に稼ぐ方針が特徴になっている。
建設と農業の機械の需要と、レジャー車両の販売、買収の統合に依存する。世界の建設や農業の設備投資が続くか、キャンピングカーや船などレジャー車両が売れるか、買収した部品会社をうまく束ねられるか、そして油圧の大手や原材料の値上がりに耐えられるかが、業績を左右する大きな前提になる。
資産 $1.5B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $932M(62%)。
借金が軽く手元資金も厚い。安全度は最高水準
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