KEQU
Kewaunee Scientific実験室という一用途に絞り、Nu Aireの買収で冷凍庫や安全キャビネットまで一社で揃うようにした。特許や許諾契約に頼らず、公共入札で通る価格と納期の実務力で勝つ会社である。
実験室向けの作業台や薬品棚、有害ガスを逃がすヒュームフードを設計・製造し、公共入札を通じて研究施設や病院に納める。2024年11月に買ったNu Aireの低温冷凍庫や生物安全キャビネットが加わり、扱う設備の幅が広がった。
国内の販売店2社と全国在庫卸1社で売上の41%を占め、その一角が離れれば穴は大きい。価格は受注時に固定するので、納品までに鋼材や人件費が上がれば差額は自社がかぶる。
国内と海外の2区分で運営し、配当を続けながら買収で商品群を足していく。自前開発より、隣接する製品を持つ会社を取り込むほうを選ぶ。
大学や製薬会社の設備投資と、建物の着工時期に連動する。受注から納品まで年単位でかかるため、四半期の売上より受注残のほうが先を映す。
この会社をどう読むか
Kewaunee Scientificの受注残は2025年4月末で$214.6M、前年の$155.6Mから4割近く増えた。実験室の工事は着工から引き渡しまで年単位でかかるので、この数字が翌年の売上の輪郭になる。
積み上がった中身は、2024年11月に買ったNu Aireの生物安全キャビネットや超低温冷凍庫まで広がった。ただし価格は受注した時点で決まるため、納品までに鋼材や人件費が上がれば差額は自社の利幅から出ていく。国内の販売店2社と全国在庫卸1社に売上の4割を預けている偏りも、買収では消えていない。
バランスシート (要約)
資産 $178M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $75M(42%)。
借金が軽く手元資金も厚い。安全度は最高水準
- 現金・現金同等物$10M
- 他の流動資産$95M
- 固定資産$73M
- 流動負債$48M
- 長期借入金$15M
- 短期借入金$5M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率・D/E。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $282M
- 売上成長率
- 17.3%
- 粗利率
- 28.5%
- 営業利益率
- 5.9%
- 純利益率
- 3.4%
- ROE
- 12.9%
- ROIC
- 13.9%
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $19M
- フリーCF
- $15M
- 営業CFマージン
- 6.6%
- 現金燃焼
- なし(CFは流入)
配当
- 配当総額(年間)
- —
- 配当性向
- —
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