命に関わる安全装備という、信頼性が何より重視される分野で、長年の実績とブランドを築いた点が強み。いったん採用されると、信頼の積み重ねから簡単には切り替えられない。安全規制の強化という追い風があり、点検や交換部品の繰り返し需要も持つ。安全装備に特化し、危険な現場に欠かせない供給元の立ち位置にいる。
危険なガスを検知する装置や、消防士の呼吸器、保護ヘルメット、墜落を防ぐ装具といった、作業者の安全を守る装備の販売が収益の柱。消防、石油・化学、鉱山、建設などの現場に供給する。装備本体に加え、点検や交換部品、検知器のセンサーといった繰り返しの需要も取り込む。命に関わる安全装備を供給して稼ぐ構造になっている。
景気後退で産業の設備投資や安全への支出が絞られると、装備の販売が鈍る。石油・化学や鉱山など、顧客の産業の不振は需要に響く。原材料費の上昇を価格に転嫁しきれない局面や、競合との競争も、収益の重しになりうる。ただし命に関わる装備ゆえ需要は比較的底堅く、交換需要が下支えする。
配当を長年増やしつつ、安全装備の技術開発と、交換・保守需要の取り込み、効率的な生産に力を入れる経営。命に関わる装備という信頼を土台に、安全規制の強化を追い風に取り込み、交換部品の繰り返し需要で安定を保ちながら、専門性を生かして着実に稼いで株主に還元する方針が特徴。
産業の安全への投資と、規制、交換・保守の需要に依存する。産業の現場で安全装備の需要が活発か、安全規制の強化が需要を押し上げるか、点検や交換部品の繰り返し需要を取り込めるか、そして技術で他社に差をつけられるかが、業績を左右する大きな前提になる。安全への投資と規制が収益の土台になる。
バランスシート (要約)
資産 $2.6B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $1.4B(54%)。
借金が軽く手元資金も厚い。安全度は最高水準
- 現金・現金同等物$165M
- 他の流動資産$704M
- 固定資産$1.7B
- 流動負債$289M
- 長期借入金$573M
- 短期借入金$8M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率・D/E。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $1.9B
- 売上成長率
- 3.7%
- 粗利率
- 46.5%
- 営業利益率
- 19.8%
- 純利益率
- 14.9%
- ROE
- 20.4%
- ROIC
- 15.1%
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $364M
- フリーCF
- $295M
- 営業CFマージン
- 19.4%
- 現金燃焼
- なし(CFは流入)
配当
- 配当総額(年間)
- $82M
- 配当性向
- 29.5%
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