
PLOW
Douglas Dynamics北米で稼働する軽トラック用の除雪プラウと散布機が50万台を超え、約3,000の販売拠点網を持つ規模は同業の中でも際立つ。2025年のVenco Venturo買収で、除雪という季節商品への依存を薄める動きに出た。
主力はFISHER・SNOWEX・WESTERNの看板で売る除雪プラウと散布機。2025年に買ったVenco Venturoのクレーンとダンプホイストも、ここに加わった。もう一方の部門では、HENDERSONの自治体向け除雪装備と、DEJANAによるトラックの架装を手がける。
暖冬が続くと、摩耗した除雪プラウの買い替えが先送りされ、需要がまとめて谷になる。鋼材価格の上昇は転嫁が追いつかなければ利益を圧迫し、トラック生産の減速は架装事業の受注を鈍らせる。
天候が外れた年は生産と在庫を絞って費用を抑え、余力は隣接分野の買収に回してきた。2025年のVenco Venturo買収はその典型で、除雪シーズン頼みの体質を薄める狙いがある。配当は続けている。
冬の積雪量が、既存の除雪プラウの買い替えのタイミングを左右する。トラックの生産台数と鋼材価格も、架装事業の採算に直結する。
この会社をどう読むか
Douglas Dynamicsは除雪の刃を作り始めて75年を超える。北米で動いている軽トラック用の除雪プラウと散布機は50万台を上回り、この既存台数が、雪が降ろうが降るまいが一定の買い替え需要を生む土台になる。
販売は約3,000の拠点網を通じて行い、看板はFISHER・SNOWEX・WESTERNの3つ。2025年にクレーンとダンプホイストのVenco Venturoを買い、除雪単一事業の会社から作業用トラックの装備全般を扱う会社へ広がりつつある。
バランスシート (要約)
資産 $627M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $281M(45%)。
借金が軽く手元資金も厚い。安全度は最高水準
- 現金・現金同等物$8M
- 他の流動資産$258M
- 固定資産$361M
- 流動負債$96M
- 長期借入金$144M
- 短期借入金$7M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率・D/E。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $656M
- 売上成長率
- 15.4%
- 粗利率
- 26.6%
- 営業利益率
- 11.2%
- 純利益率
- 7.1%
- ROE
- 16.7%
- ROIC
- 13.5%
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $75M
- フリーCF
- $64M
- 営業CFマージン
- 11.4%
- 現金燃焼
- なし(CFは流入)
配当
- 配当総額(年間)
- $28M
- 配当性向
- 59.6%
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