RHLD
Resolute Holdings Management工場も店舗も持たず、他社の経営を長期で預かって稼ぐ形は、投資ファンドとも経営コンサルタントとも重ならない。買って売る短期の売買ではなく、預かった会社を年単位で作り替える前提で契約が組まれている。
収入はほぼ全額、経営を任されているコンポシキュアとハスキーの二社から受け取る運営手数料だ。資金の配り方から買収先の発掘、日々の改善までを引き受け、相手の業績が伸びるほど自分の取り分も増える。
収入源が二社に集中しているため、管理契約が打ち切られれば柱をそのまま失う。分社したばかりで自前の実績が浅く、経営陣個人の評判に寄りかかっている部分も大きい。
過去の実績で知られるデービッド・コート氏を中心に、預かった二社の立て直しと次の管理先探しが同時に走っている。売却益ではなく相手の利益が報酬になるため、時間のかかる改善のほうに動機が向く。
手数料の原資は預かった二社の利益そのもので、片方が停滞すれば取り分も同じだけ細る。次に経営を任せてくれる会社を見つけ、契約まで持ち込めるかが規模を広げる唯一の道になる。
この会社をどう読むか
Resolute Holdings Management には工場も店舗もない。あるのは「経営を任せてもらう契約」で、それがほぼ唯一の収入源になっている。
いま預かっているのは、金属製の決済カードで知られるコンポシキュアと、成形機のハスキーの二社。業種はまるで違うが、二社の利益が伸びれば手数料が増え、傾けば減るため、次にどの会社を預かれるかがこの先の伸びしろを決めてしまう。
バランスシート (要約)
資産 $333M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $7M(2%)。
借金と支払い余力のバランスが良く、黒字も安定
- 現金・現金同等物$161M
- 他の流動資産$136M
- 固定資産$36M
- 流動負債$78M
- 長期借入金$170M
- 短期借入金$15M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率・D/E・利息カバー率 (営業利益が支払利息の何倍か)・負債/EBITDA (借金が本業の稼ぎの何年分か)。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $462M
- 売上成長率
- 9.9%
- 粗利率
- 56.3%
- 営業利益率
- 31.0%
- 純利益率
- −1.3%
- ROE
- −90.8%
- ROIC
- 59.2%
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $196M
- フリーCF
- $189M
- 営業CFマージン
- 42.4%
- 現金燃焼
- なし(CFは流入)
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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