本文へ移動
米国終値8/31
S&P 5007,686.14-0.33%
NASDAQ26,370.89-0.12%
Dow Jones53,185.90-0.70%
Russell 20002,956.45-0.54%
VIX14.92+0.49
ドル円159.70+0.24%
10年債4.76%+0.04
原油 WTI86.62+3.86%
4,507.20+0.65%
Stories 一覧に戻る
sodate Stories ・ 2026.07.29

セレスティカ10%高。AIが総売りされたに、決算で逆行できた理由

火曜は半導体が総崩れになった日だ。その中でセレスティカだけが10.04%高で終えた。前日の引け後に出した決算で、売上が前年同期比62%増、通期の見通しも売上と利益の両方を引き上げている。同じAI関連でも、期待で買われていた銘柄は売られ、実績を数字で出せた銘柄は買われた。この差は、これから何度も効いてくる。

CLS0.23%STRL0.10%AMD1.10%2分で読める ・ sodate 編集部
AMDの本社。火曜は8.15%安。同じAI関連でも、決算で実績を示したセレスティカは10.04%高と逆に動いた
Coolcaesar · CC BY-SA 4.0

火曜、AI関連はほぼ全部売られた。AMD8.15%安、マイクロン8.85%安、データセンターの造成工事をするスターリングは15.21%安。

その中で、セレスティカだけが10.04%高で終えている。この会社もAIデータセンター向けの受注で伸びてきた、まさに売られる側にいるはずの銘柄だ。

前日の引け後に、数字を出していた

違いは決算にあった。前日の引け後に発表した4〜6月期は、売上高が$4.7Bで前年同期比62%増、調整後の1株利益が$2.54。どちらも会社自身が示していた見通しの上限を超えている。

さらに通期の見通しを引き上げた。売上は$19.0Bから$20.5Bへ、調整後1株利益は$10.15から$11.30へ。会社が自分で出した数字を、自分で上に書き換えたことになる。

同じ日、市場が疑っていたのは「AIへの投資はこの先も続くのか」という点だった。セレスティカの決算は、その問いに実績で答える形になった。すでに受けた注文と、これから見込める売上を、会社が数字で示したからだ。

期待と実績の差が値段に出た

スターリングと比べると分かりやすい。スターリングは年初来でほぼ2倍まで買われていたが、4〜6月期の発表は8月3日の予定で、この日はまだ何も出していない。買われてきた根拠は、データセンターが建ち続けるという見通しのほうだった。

見通しで買われた株は、見通しが揺れたときに支えを失う。実績で買われた株には、すでに起きたことという支えが残る。同じテーマ、同じ日、同じ方向の悪材料でも、株価が正反対に動いたのはそのためだ。

もっとも、セレスティカの数字も4〜6月の話であって、7月以降を保証するものではない。次の決算までに中国のメモリ増産が本当に効いてくれば、この会社も無傷ではいられない。それでも、決算という形で答えを出せる会社と、次の発表まで何も言えない会社とでは、揺れたときの持ちこたえ方が違う。火曜はその差が、そのまま値段の差になった。

sodate Daily ・ 2026.07.29この日の朝刊を読む

きょうのほかの記事

  1. 1コーニング12%安、スターリング15%安。売られたのはAIの配管だった
  2. 2サムスン13%安、韓国は取引一時停止。CXMT上場が世界の半導体を売らせた
  3. 3アムコー24.74%安。過去最高の決算が「次の3か月」理由に売られた
  4. 4IQVIA 13.94%高、医療株は最高値。AIか逃げた資金の行き先

関連銘柄