半導体をつくる装置の最大手アプライド・マテリアルズが、5-7月期の決算を出した。
売上は前年から25%増えて$9.12B。1株あたり利益は$3.50で、どちらも会社として過去最高になった。
次の四半期の見通しはもっと強い。売上$10.25B前後という数字は、市場が見込んでいた$9.54Bを7%あまり上回る。
中国は売上の35%から28%へ縮んだ
それでも株価は5.12%安の$507.18で終わった。決算前にすでに4%上げていた分も、そっくり戻している。
売られた理由として最も多く挙がったのが、中国の比率だ。この四半期の中国向けは売上の28%。1年前は約35%だった。
米国は先端の半導体装置について、中国への輸出を段階的に絞ってきた。その効果が、いよいよ売上構成の数字として見えてきたということになる。
AIの需要はある。ただ、株価が先に走っていた
会社側はAI向けの投資について、これまでにない見通しの良さがあると説明している。実際、来期の数字はそれを裏づけている。
問題は株価の位置だ。年初から大きく上げた後では、良い数字が出ても「予想を超える驚き」にはなりにくい。
売りは周辺にも広がった。検査装置のKLAは2.70%安、ラムリサーチは1.38%安。装置の部品を手がけるウルトラクリーン・ホールディングスは8.59%安と、この一角では最も深い下げになった。
見ておくのは中国の穴を誰が埋めるか
この日の相場では、朝刊でも触れたとおり「良い決算では足りない」という反応が続いている。
装置株については、中国で減った分をAI向けの投資がどこまで埋めるかが当面の焦点になる。会社は2027年も記録更新が続くと見ている。その前提が崩れないかどうかを、次の四半期で確かめることになる。
