火曜、AIサーバーのスーパーマイクロ・コンピューターが9.35%高の$38.46で終えた。
直近1か月の終値 (日足)。緑=前日より上げた日、赤=下げた日30日 $26 〜 $40
スーパーマイクロの1か月。火曜の上げがこの期間で最も大きい
材料は、ネットワーク機器最大手のシスコシステムズが発表した販売の枠組みである。
シスコの顧客網が、そのまま新しい販路になる
シスコはエヌビディアと組んで、企業向けにAI基盤一式を売る「Secure AI Factory」という枠組みを持っている。
今回、その中にスーパーマイクロの液冷・空冷サーバーが採用された。シスコは10月から、自社の顧客にスーパーマイクロのラック一式を提供し始める。
スーパーマイクロにとっての意味は分かりやすい。シスコが長年抱えてきた企業顧客の網が、そのまま自社製品の販路になる。自前の営業では届かなかった相手に、シスコの信用で売れるようになる。
新規受注は$60B超、受注残は過去最高と説明した
もうひとつの材料は受注の積み上がりである。
経営陣は、新規受注が$60Bを超えて積み上がり、受注残が過去最高になったと説明した。受注残は、これから売上になる仕事の在庫である。この数字が伸びている間は、成長の燃料が切れていないことになる。
同じAIサーバーのデル・テクノロジーズも4.23%高、エヌビディアも2.19%高と、周辺が揃って上げた日でもあった。
AIサーバーまわりの火曜前日比・8/25
SMCISuper Micro Computer▲9.35%
DELLDell Technologies▲4.23%
NVDANVIDIA▲2.19%
見ておくのは、販路が数字になるまでの時間
次に見るのは、シスコ経由の販売が実際の売上に出てくる時期である。
提供開始は10月なので、数字に表れるのは早くても年末の四半期になる。それまでは受注残の増減が先行指標になる。エヌビディアの決算が今夜出れば、AIサーバー全体の需要の温度も分かる。火曜の市場全体の動きは朝刊にまとめている。
