本文へ移動
米国終値 —
Stories 一覧に戻る
sodate Stories ・ 2026.08.29

GPU300万個の約束で上げたのはアマゾン、エヌビディアは4.57%安

AWSがエヌビディアのGPUをさらに200万個追加すると発表し、確約は300万個規模になった。3月に示した100万個超の枠は、想定より早く埋まったという。買われたのは発注した側のアマゾンで3.97%高。受注した側のエヌビディアは4.57%安だった。

AMZN▲3.97%NVDA▼4.57%ARM▼6.33%3分で読める ・ sodate 編集部
シアトルのアマゾン本社タワー。GPU確約の積み増しを受け、同社株はこの日3.97%高となった
SounderBruce · CC BY-SA 2.0

同じ発表で、買う側と売る側の株価が逆に動いた。

AWSがエヌビディアのGPUをさらに200万個導入すると発表した。3月に示した100万個超と合わせ、確約は300万個規模になる。

追加分はBlackwell Ultra、Rubin、Rubin Ultraで、2027年と2028年にかけて配備する。

3月に決めた枠は、想定より早く埋まった

数の大きさより、埋まる速さのほうが情報量がある。

3月のGTCでAWSは、2026年から100万個超のGPUを追加すると発表していた。それから5か月で需要が想定を超え、枠を積み増すことになった。

300万個のうち10万個は、米政府向けのAI施設に割り当てられる。防衛の機密区分に対応する設備だという。

AMZNAmazon$266.43▲3.97%
直近1か月の終値 (日足)。緑=前日より上げた日、赤=下げた日30日 $236 〜 $284
アマゾンの1か月。設備投資が計画から契約に変わったことが好感された

アマゾン・ドット・コムは3.97%高。S&P 500が0.25%安、ナスダックが0.52%安だった日に、超大型株の上昇率首位である。

発注が積み上がっても、エヌビディアは4.57%安

エヌビディアは4.57%安だった。

この日の下げは受注の話ではない。半導体への関税を完成品へ広げる検討が報じられ、AI設備の費用が上がるとの見方が出たこと、そして利上げ観測で成長株全般が売られたことが重なっている。前日の決算による8.74%高の、半分以上を戻した。

買う側と作る側で向きが割れた前日比・8/28

AI投資の主語が、エヌビディアからアマゾンへ動いた

この1日の分かれ方には、読み取れるものがある。

AI投資の話は長らく「エヌビディアがいくら売るか」で語られてきた。この日の市場は、同じ発表を「アマゾンが何を確保したか」として読んだ。

設備を売る側の株価は、関税や金利といった外の条件で揺れる。設備を確保した側は、確保したこと自体が資産になる。ずっとこう動くとは限らないが、金曜はそう動いた。

答え合わせは配備が始まる2027年になる。市場全体の動きは朝刊にまとめている。

sodate Daily ・ 2026.08.29この日の朝刊を読む

きょうのほかの記事

  1. 1アーム6.33%安 ── 関税がチップからサーバーとノートPCへ広がる
  2. 2ペイパル12.71%安。$50Bの買収提案が返事を待たずに消えた
  3. 3マーベル10.28%安。増収36%でも、カスタムAIチップは粗利を削る
  4. 4SLB4.22%高。米国の石油会社がベネズエラの油田に戻る

記事に出てくる会社の経営者

関連銘柄

この記事の会社の裏にいる会社

開示に書かれた仕入れ先・委託先の記録です。編集部の推論で、事実の報告ではありません。