サウジアラビアが、国の東西を結ぶ原油のパイプラインを止めたままにしている。
月曜の原油はこれを受けて上げた。The Nationalによると、北海ブレントは一時$109台を付けた。サイト掲載のWTIは1.34%高の$101.39で引けている。
ホルムズ海峡を通らない、紅海への逃げ道だった
東西パイプラインは、東部州の油田と紅海側の輸出港ヤンブーを結ぶ。輸送力は1日700万バレルある。The Nationalが伝えたアナリストの試算では、湾岸から出る原油の3〜4割にあたる。
1980年代に、イランがホルムズ海峡を閉じた場合に備えて造られた。米国とイスラエルが2月にイランと戦闘を始めてから、海峡の通行は乱れている。その分、このパイプラインの役目は大きくなっていた。
木曜にドローン攻撃、金曜に停止。再開の時期は未定
The Nationalによると、木曜にサウジのリヤド州とメディナ州で攻撃があり、負傷者が出た。サウジは金曜、念のためにパイプラインを止めている。
報道では、ドローンはイラクから飛んできたとされる。サウジは被害の程度も、再開の時期も明らかにしていない。
サラーラでのイランと湾岸諸国の会合は延期
同じ月曜、オマーン南部のサラーラでイランと湾岸諸国が会う予定だった。ホルムズ海峡の通行の扱いを話し合う場である。
オマーンの外相は、各国の足並みをそろえるため延期したと説明した。イラン外務省の報道官は、サウジの求めで取りやめになったと述べている。
株のエネルギー業種は1.57%安だった
原油が上げても、エネルギー株はついてこなかった。11業種のうちエネルギーは1.57%安である。
エクソンモービルは0.55%安、シェブロンは0.88%安、コノコフィリップスは0.50%安だった。オキシデンタル・ペトロリアムは0.52%高である。
XOMExxon Mobil▼0.55%
CVXChevron▼0.88%
COPConocoPhillips▼0.50%
OXYOccidental Petroleum▲0.52%
次に見るのは再開の時期と、会合の日程
パイプラインがいつ戻るかで、紅海から出せる原油の量が決まる。サウジが被害や再開の見通しを出すかを見たい。
イランはオマーンと会合の日程を組み直すとしている。海峡の扱いに道筋が付くかどうかが、原油と物価の前提を左右する。
朝刊は9月15日号に。

