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sodate Daily ・ 2026.08.123分で読める ・ sodate 編集部

アルファベット3.84%安、AIの金の出所を疑うり。装置株は逆行高

火曜の米国株は、S&P 500が0.32%安と小幅な下げ。ただし中身は割れた。AIに巨額の金を出す側のアルファベット、オラクル、デルが売られ、その金を受け取る側の半導体製造装置が買われた。小型株指数だけが上昇し、翌朝の物価統計を前に金利は落ち着いていた。

アルファベット (Google) の本社。AI投資の膨張への警戒から3.84%安と大型テック売りの中心になった
Austin McKinley · CC BY 3.0

火曜の米国株は、指数だけ見れば静かだった。S&P 500は0.32%安、NASDAQは0.60%安。

ところが中身は割れていた。AIに金を出す側が売られ、受け取る側が買われた。

売られたのは、金を出す側

アルファベットは3.84%安。今年の設備投資の計画を$195B〜205Bへ引き上げたばかりだ。

投資がかさみ、手元に残る現金は四半期として初めてマイナスになった。そこへ大きな社債発行が重なる。「借金をしてまでAIに突っ込むのか」という受け止めが、売りを呼んだ。

オラクルには良い知らせがあった。同社が主導する連合によるTikTok米国事業への出資を、政権が認めたのだ。

それでも株価は3.69%安。データセンターを借金で建てる筆頭格として、売りに巻き込まれた。良い知らせに反応しない値動きは、警戒の根深さを示す。

AIサーバーのデルも同じ幅で下げた。売上が伸びるほど利益率が下がる、という採算への疑問を証券会社が突いた。

装置株は逆行高、ASMLが3.80%高

買われたのは、金を受け取る側だ。

きっかけは受託製造最大手TSMCの7月売上。前年から45%近く増え、半導体を作る機械への投資が続くことを裏付けた。

製造装置のASMLは3.80%高。証券会社が装置需要の予測を引き上げたことも追い風になった。ラムリサーチも1.64%高と続く。

検査装置のオント・イノベーションは9.76%高。同業の記録的な受注が連想を呼んだ。AIの電力を担うGEヴェルノバの続伸も、同じ文脈にある。

小型株のラッセル2000だけ0.32%上昇

もうひとつの分かれ目は、会社の大きさだ。大型株が売られる中、小型株のラッセル2000だけが0.32%上げた。

決算への素直な反応も続いている。消費者データのNIQは見通しの引き上げで41.95%高。東南アジア通販のシーも14.56%高と買われた。

翌朝には7月の物価統計が控える。金利は10年債で4.7%近辺と落ち着いたまま、様子見も強い1日だった。

指数の静けさにだまされない方がいい。AIの金をめぐる選別は、日ごとにはっきりしてきている。