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sodate Daily2026.09.304分で読めるsodate 編集部

FICO26.52%安、信用スコア競争に市場が反応

9月29日の米国株はS&P 500が0.17%安、ナスダックが0.09%安。住宅ローンの価格調整で競合スコアがFICOと同じ枠組みに入る方針が示され、FICOは26.52%急落した。TransUnionも競合スコアの価格延長を発表。米10年債利回りは5.25%付近へ上がった。

カリフォルニア州にあるFICOの本社建物
Coolcaesar · CC BY-SA 4.0

9月29日の米国株は小幅に下げた。S&P 500は0.17%安の7,670.84、ダウは0.26%安の51,349.92、ナスダックは0.09%安の26,797.54で引けた。米10年債利回りは5.25%付近に上がり、株式の重しになった。

この日の値9/29 終値
S&P 500
7,670.84
▼0.17%
NASDAQ
26,797.54
▼0.09%
Dow Jones
51,349.92
▼0.26%
Russell 2000
2,807.92
▼0.35%

そのなかで目立ったのは、FICOの26.52%安だ。終値は$617.87で、前営業日の$840.89から大きく下がった。住宅ローンに使う信用スコアの競争条件が変わり、これまでの価格設定や利用量への見方が揺れている。

FICOFair Isaac$617.87▼26.52%
直近1か月の終値 (日足)。緑=前日より上げた日、赤=下げた日30日 $618 〜 $1147
信用スコアをめぐる競争への警戒で26.52%安

住宅ローンの価格表を共通化へ

米連邦住宅金融庁の長官は28日、住宅ローンの価格調整を一つの枠組みにまとめる方針を示した。ファニーメイとフレディマックで、VantageScoreをClassic FICOと並べる。Kiplingerは29日、この方針をFICO株急落の背景として報じた。これは貸し手が信用スコア会社に払う料金と、住宅ローンに付く価格調整を区別して読む必要がある。

VantageScoreの利用価格も2028年末まで延長

TransUnionは29日、住宅ローン向けVantageScore 4.0の単独購入価格を延長すると発表した。1スコア$0.99の価格を2028年末まで維持する。FICOスコアを買う顧客には追加費用なしで提供する方針も続ける。

米連邦住宅金融庁は9月9日、ファニーメイとフレディマックの承認貸し手全体にVantageScore 4.0の利用を広げていた。今回の価格発表はその流れの上にある。FICOが直ちにすべての住宅ローンから外れるという意味ではなく、貸し手は従来のClassic FICOも使える。

10年債5.26%でも、決算銘柄は上昇

米10年債利回りはサイト掲載値で前日の5.24%から5.26%へ上がった。原油WTI先物は前日の$92.60から$89.38へ下げたが、金利の上昇は続いた。指数の下げ幅が小さい一方、個別材料への反応は大きい。

この日の値9/29 終値
10年債
5.26%
▲0.01
原油 WTI
89.38
▼3.48%

カーニバルは決算後に13.41%高。カーマックスも4.74%高だった。一方、アップルは2.66%安、エヌビディアは0.72%安。幅広く同じ方向に動いた日ではない。

深掘り

FICOの次の確認点は採用状況

VantageScoreの価格だけで、FICOの売上がどれだけ変わるかは決まらない。貸し手が実際にどのスコアを使うかと、両社の価格を次の決算で確認する必要がある。30日には米国の物価指標も予定され、金利の行方にも注目が集まる。

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