9月30日の米国株は朝方の上げを保てなかった。S&P 500は0.25%安の7,651.54、ダウは0.86%安の50,906.05で引けた。一方、ナスダックは0.24%高の26,861.06。主要3指数が同じ方向に動かないまま、9月の取引を終えた。
PCE物価3.4%、10年債は5.29%へ
米商務省の経済分析局が発表した8月の個人消費支出(PCE)物価指数は、前年同月比3.4%上昇した。市場予想の3.7%を下回り、株価は朝方に上がったとAPは伝える。ただし米連邦準備制度が目標とする2%よりは高い。
その後、米4〜6月期のGDP成長率が上方改定されたことなどで、長期金利は上昇した。サイト掲載の米10年債利回りは前日の5.26%から5.29%へ上がった。物価指標が落ち着いても、成長の強さや国債需給など、金利には別の要因もある。
AAPL1.10%高、巨大ITがナスダックを支えた
アップルは1.10%高、アマゾンは1.01%高、アルファベットは0.93%高だった。エヌビディアも0.51%高。一方、ブロードコムは1.10%安で、IT株も一律ではない。巨大ITの値動きの差を別記事で確認できる。
AAPLApple▲1.10%
AMZNAmazon▲1.01%
GOOGLAlphabet▲0.93%
NVDANVIDIA▲0.51%
AVGOBroadcom▼1.10%
LQDA57.19%安、特許訴訟で急変
リキディアは57.19%安、ユナイテッド・セラピューティクスは12.55%高だった。両社が争う特許について裁判所の判断が出た。株価の差と、まだ決まっていない救済措置は特許訴訟の記事で分けて扱う。
原油WTI先物は1.16%高の$90.42。エクソンモービルは0.87%高だった一方、米航空3社は下落した。前日は原油が下がり航空3社が上げており、2日間の値動きは対照的だった。
深掘り
- GDP成長率2.2%へ上方改定。消費と投資が押し上げ
- リキディア57.19%安。特許判断と未確定の救済措置
- ボーイングが米海軍の次世代機を受注、株価は0.87%安
- 原油1.16%高、航空3社が下落。前日との反転
- ナスダック0.24%高、巨大IT内ではAVGOが下落
10年債5.29%が続くか
物価の伸びが予想を下回っても、10年債利回りは下がらなかった。翌日の市場では、景気の強さを示す指標と原油価格が金利にどう反映されるかを確認したい。30日の引け後に発表された企業決算は、翌市場日の反応と分けて扱う。
