ACHC
Acadia Healthcare全米最大級の精神科病院ネットワーク。メンタルヘルス需要が社会的に増加する追い風を、施設数の拡大で受け取れる規模のプレイヤー。単一地域ではなく全米展開していることで、州レベルの規制変更リスクを分散できる。
米国・プエルトリコで精神科病院、依存症治療施設、発達・行動障害治療センターを運営。患者1人あたりの入院・通院サービスが売上源。保険(民間、Medicare、Medicaid)からの償還と、州政府との契約が収入構造の中心。
償還レートの切り下げで粗利率が削られる。規制調査(過剰請求疑惑、患者虐待報道等)で株価が急落した過去がある。金利上昇で負債コストが上昇、変動金利借入が利益を圧迫。スタッフ不足と人件費インフレで施設運営コストが増加。
配当なし、買収と新規施設建設に再投資。負債を活用した拡大戦略で、金利環境に敏感。2022年以降は規制リスクに対する経営透明性の強化を進めてきた。
Medicare/Medicaid の償還レート、州政府の精神医療予算、メンタルヘルス需要の増加、そして有利子負債の重さに依存。新規施設の建設・買収が成長の軸で、施設稼働率とスタッフ確保が業績を左右する。
この会社をどう読むか
Acadia Healthcare は「メンタルヘルス需要の長期拡大」というテーマを、施設経営という形で受け取る銘柄。
パンデミック以降、精神医療の受診数は構造的に増えているが、それを実際に引き受ける施設は限られている。Acadia はその供給側で全米最大級の規模を持つ。ただし業績は償還レートに敏感で、規制・評判リスクも大きい。成長テーマへのエクスポージャと、ヘルスケア施設特有のリスク(人件費・償還・規制)を同時に読む銘柄。
バランスシート (要約)
資産 $5.5B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $1.9B(35%)。
本業は黒字だが、設備投資が大きく手元の現金は流出している段階
- 現金・現金同等物$133M
- 他の流動資産$681M
- 固定資産$4.7B
- 流動負債$525M
- 長期借入金$2.5B
- 短期借入金$28M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率・D/E。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $3.3B
- 売上成長率
- 5.0%
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- —
- 純利益率
- −33.3%
- ROE
- −56.6%
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $132M
- フリーCF
- −$440M
- 営業CFマージン
- 4.0%
- 現金ランウェイ
- 1年未満
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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