
安定して稼ぎ、配当も出す手堅い会社
マイアミを拠点に、中南米の富裕層が米国で資産を運用する需要を取り込む独自の顧客基盤が最大の特徴。中南米発の金融グループから分離して独立し、ブランドを一新した。人口が流入するフロリダやテキサスという成長地域に地盤を置く。一般の地方銀行とは異なる、中南米の富裕層に強みを持つ中堅の商業銀行の立ち位置にいる。
フロリダのマイアミ周辺やテキサスのヒューストンで、個人や中小企業から預金を集め、それを融資に回して利ざやを得るのが事業の柱。事業の融資や商業用の不動産、住宅ローンに加え、富裕層向けの資産運用も手がける。特徴は、中南米の富裕層が米国で資産を運用する需要を取り込む顧客基盤にある。中南米発の金融グループから分離して独立した経緯を持つ。集めた預金と貸出の金利差で稼ぐ構造になっている。
フロリダやヒューストンの商業用の不動産の市況の悪化は、貸し倒れを増やす弱点になる。中南米の富裕層の高額の預金は、通貨高や本国への送還で流出しやすい。ハリケーンの被害も地域を直撃する。金利の低下は利ざつを縮める。成長を急ぐあまり与信が緩めば、信用のリスクが高まる。大手や地元の同業との競争も激しい。
配当と自社株買いで株主に報いながら、新しい支店やヒューストンへの拡張、富裕層向けの運用資産の拡大という成長の戦略と、与信の規律の釣り合いを取る経営。中南米の富裕層という独自の顧客基盤を生かしつつ、フロリダやテキサスの成長地域へ地盤を広げる方針が特徴になっている。
フロリダ経済と、中南米の富裕層、商業不動産に依存する。人口が流入するフロリダやテキサスの経済が、預金と融資の伸びを支えるか、中南米の富裕層の米国での資産運用の需要が保たれて高額の預金が集まるか、商業用の不動産への融資が健全に保たれるか、そして金利の水準が利ざやに有利に働くかが、業績を左右する大きな前提になる。
資産 $9.8B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $939M(10%)。
借金が重いか支払い余力が薄い。決算ごとの確認が必要
読み込み中…