AVAL
Grupo Aval半世紀かけて競合行を次々に買い集め、預金・貸出・年金運用・投資銀行までを一族の持株会社に集約した積み上げの厚みが際立つ。単独の銀行免許から育った会社とは成り立ちがまるで違う。
傘下の複数の銀行が集めた預金を貸し出し、その利ざやで稼ぐ。年金と退職金の運用を担うポルベニールを直接支配下に置き、1959年設立のコルフィコロンビアーナを通じた投資銀行業も抱えている。
景気が悪化すれば貸出先の返済が滞り、貸し倒れが増える。外貨建ての長期債務を抱えるため、ペソが対ドルで動くだけでも連結決算は振れる。複数の銀行を一つの持株会社で束ねる構造は、外から実態を読み解きにくい。
サルミエント家が創業以来の実権を握り、買収で広げた版図を必要とあれば手放す判断もためらわない。2022年に中米のBACを株主へ分離し、2025年11月にはパナマの銀行の売却にも合意した。
コロンビアの景気と金利水準、そして貸し倒れの管理に直結する。2025年は貸出残高が4.6%、預金が11.2%伸びたが、どちらも国内の需要が反転すればすぐ逆を向く。
この会社をどう読むか
Grupo Avalの成り立ちは1971年、実業家サルミエント・アングロ氏がバンコ・デ・オクシデンテの過半を握ったところにさかのぼる。その後の数十年で、バンコ・デ・ボゴタ、バンコ・ポプラール、バンコAVビジャスと国内の主要行を次々に傘下へ収めた。
ただし、広げるだけの会社ではない。2010年に買った中米のBACクレドマティックは2022年に株主へ分離され、2025年11月にはパナマの銀行の売却にも合意している。買って束ね、要らなくなれば外す。いま残っているのは、コロンビア国内に絞り込まれた銀行連合だ。
財務データ
この銘柄は、取引所が公開している証券名では「優先株」に分類されています。決算を持つのは証券を発行した会社の方ですが、その米ドル建て年次データが取得できないため、財務の数字は表示していません。原文は下の関連タブから SEC EDGAR で確認できます。
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