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強み

個人ではなく機関投資家に絞った取引所であることに加え、暗号資産の報道と価格指標を扱うCoinDeskを傘下に持つ。取引の場と、値付けの基準と、自己勘定の在庫を同じ屋根の下に抱える形になっている。

成長ドライバー

収入の中心は、機関投資家向け取引所での売買差益。2025年の売買差益は$78.3Mで、前年の$96.5Mから細った。一方で売買以外の収入は$62.0Mから$158.9Mへ増えた。2023年11月に買ったCoinDeskと、2024年10月に買ったCCDataによる報道・指標配信の事業が育ってきている。

リスク

2025年は保有する暗号資産に$497.4Mの減損を出し、前年の$79.6Mの黒字から$785.5Mの赤字に転じた。取引所側がいくら回っていても、自己勘定の値下がりがそれを飲み込むと業績は一気に反転する。各国の規制の枠組みもまだ固まっていない。

経営の癖

配当はない。2025年8月にニューヨーク証券取引所へ上場し、報道とデータの事業を買収で厚くする一方、自己勘定の暗号資産は減らさずリスクごと抱えている。

読みの軸

取引の出来高よりも、自社が保有する暗号資産の評価額の増減が損益の振れ幅を決める。2024年から、値付け目的で持たない暗号資産を耐用年数の定めのない無形資産に分類し、IAS 38の再評価モデルで測る方式に変えた。相場が下がれば減損としてそのまま出てくる。

この会社をどう読むか

2025年、Bullishは$785.5Mの純損失を出した。前の年は$79.6Mの黒字だったから、1年で$800M以上ぶれたことになる。原因の中心は取引所の商売ではなく、自社の金庫に置いてある暗号資産に計上した$497.4Mの減損だった。

2024年に会計上の分類を変え、長期に持つ暗号資産を無形資産として時価で測るようにしたことで、相場の下落が損益にそのまま抜けるようになっている。手数料を集める場の運営者と、値動きを丸ごと引き受ける保有者。この二つの顔を分けて眺めないと、決算の落差が説明できない会社だ。

財務データ

この銘柄は SEC の米ドル建て年次データが取得できないため、財務の数字を表示していません。 外国企業などで決算を米ドル以外の通貨で開示している場合、通貨を取り違えたまま 載せるより表示しない方が誠実だと考えています。原文は下の関連タブから SEC EDGAR で確認できます。

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文・sodate 編集部最終更新 出典: SEC EDGAR — Bullish の提出書類
sodate は米国株を推奨するためのサイトではありません。情報は参考値を含み、投資判断はご自身の責任で行ってください。