CARE
Carter Banksharesバージニア州の南西部という地盤と、比較的低い費用で集める預金の基盤を持つ点が特徴になる。最大の借り手であった一族の関連企業群への巨額の融資の問題を抱えるが、その処理が片付けば回復の余地を持つ。一般の堅実な地方銀行とは異なり、巨額の不良債権の処理という重荷を背負った、再建途上の地方銀行の立ち位置にいる。
バージニア州の南西部やノースカロライナ州の西部で、個人や中小企業から預金を集め、それを融資に回して利ざやを得るのが事業の柱。事業や商業用の不動産、住宅、消費者向けの融資を手がける伝統的な地方銀行。約六十五の支店を構える。だが、最大の借り手であった一族の関連企業群の巨額の債務不履行が発覚し、その問題の融資の処理が経営の最大の課題になっている。集めた預金と貸出の金利差で稼ぐ構造になっている。
最大の借り手であった一族の関連企業群への巨額の融資の回収が進まず、追加の損失を迫られる恐れが最大の弱点になる。この問題で長く配当を止めている。商業用の不動産の市況の悪化も、さらなる損失を招く。金利の急な低下は利ざやを縮める。物言う株主の圧力や、地銀の再編による買収の圧力も付きまとう。再建の遅れが株価に重くのしかかる。
配当を止めたまま、最大の借り手であった一族の関連企業群への融資を巡る訴訟や和解への対応と、問題の資産の処理による財務の健全化を最優先に置く再建期の経営。物言う株主と対話しつつ、独立を保つことを図る。巨額の不良債権の回収という一点に資源を集中し、立て直しを進める方針が特徴になっている。
不良債権の回収と、地域経済、資産の健全化に依存する。最大の借り手であった一族の関連企業群への巨額の融資を、訴訟や和解を経て回収できるか、地盤とするバージニアやノースカロライナの地域の経済が保たれるか、商業用の不動産への融資が健全か、そして問題の資産を処理して財務を健全化できるかが、業績を左右する大きな前提になる。
バランスシート (要約)
資産 $4.9B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $420M(9%)。
自己資本比率は同業の中央値を下回るが、極端に薄くはない
- 現金・現金同等物$105M
この判定で見た指標: 自己資本比率。預金や保険の準備金が負債に立つ業態のため、流動比率と D/E は判定に使わず、自己資本比率を同業の中央値と比べています。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $20M
- 売上成長率
- 4.6%
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- —
- 純利益率
- 154.4%
- ROE
- 7.5%
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $40M
- フリーCF
- $32M
- 営業CFマージン
- 196.2%
- 現金燃焼
- なし(CFは流入)
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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