CUBB
Customers Bancorp(社債)伝統的な地銀の顔と、暗号資産業界向けの送金インフラという尖った顔を併せ持つ銀行の劣後社債で、普通の銀行債より業界固有の浮き沈みを引き受ける設計。その分の利回りを受け取る証券になっている。
この証券自体は事業を持たない。本体の銀行業の収益を裏付けに年5.375%の利息を受け取り、2034年の満期に額面で償還される仕組みになっている。
銀行の経営が揺らぐ局面では、劣後債は預金者や通常の債権者より返済の順番が後になり、値下がりが深くなる。本体の顧客層に新興業界が多い分、その業界の逆風が信用不安に直結しやすい。
証券そのものに経営はなく、本体の経営姿勢に従う。本体は創業家の親子が率いる機動的な経営で知られ、その攻めの姿勢とリスク管理の釣り合いがこの社債の重要条件になる。
支払いの源は本体の銀行としての健全性。貸出の焦げ付き、預金の安定、そして本体が力を入れる暗号資産業界や新興金融企業向けの取引の浮き沈みに左右される。
この会社をどう読むか
CUBB は、ペンシルベニア州の銀行持株会社 Customers Bancorp(普通株は CUBI)が発行した上場劣後社債だ。2034年の満期まで年5.375%の利息を受け取る、債券の性格を持つ銘柄。
本体は暗号資産業界向けの送金網という尖った強みを持つ新興ニッチ銀行で、その攻めの経営が銀行の体力を保てるかどうかがこの社債の安心感を決める。会社の性格は CUBI のページが本体で、この証券は「その銀行にお金を貸して利息を受け取る器」と捉えるとよい。
発行体の連結バランスシート (要約)
この銘柄は、取引所が公開している証券名では「社債」に分類されています。ここから下の数字は、この証券を発行した会社 (発行体) の連結決算です。証券そのものの成績ではないので、全上場企業の中での順位も出していません。
資産 $24.9B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $2.1B(8%)。
自己資本比率は同業の中央値を下回るが、極端に薄くはない
- 現金・現金同等物$4.4B
この判定で見た指標: 自己資本比率。預金や保険の準備金が負債に立つ業態のため、流動比率と D/E は判定に使わず、自己資本比率を同業の中央値と比べています。
発行体の収益性 (TTM)
- 売上高
- —
- 売上成長率
- —
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- —
- 純利益率
- —
- ROE
- 10.6%
- ROIC
- —
発行体のキャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $495M
- フリーCF
- $481M
- 営業CFマージン
- —
- 現金燃焼
- なし(CFは流入)
発行体の配当
- 配当総額(年間)
- —
- 配当性向
- —
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