
景気敏感な事業で、配当も出す会社
水中ポンプという過酷な環境の機械で数十年の信頼を積み、世界の井戸の標準となっている点が最大の強み。水の確保は気候変動でむしろ重みを増し、新興国の生活向上が井戸と灌漑の需要を底支えする。地味だが代替の利かない水の機械の名門の立ち位置にいる。
井戸の奥深くから水を汲み上げる水中ポンプと電動機の製造販売が収益の柱。農業の灌漑や家庭の井戸、ビルの給水に世界中で使われる。第二の柱はガソリンスタンドの地下タンクから計量機へ燃料を送る機器で、漏れの検知システムも併せて納める。地域の卸売網への流通事業も持ち、水と燃料の流れを支えて稼ぐ構造になっている。
雨の多い年は井戸とポンプの需要が落ちる、天候頼みの側面を持つ。住宅市況の悪化は家庭用ポンプの販売を細らせる。ガソリンスタンド向けの機器は、電気自動車の普及が長期では需要の天井になる。新興国事業は通貨安と政情の波をかぶりやすい。
連続増配を重ねる堅実な経営で、利益を小さな買収と製品開発に再投資する。水処理や監視システムなど周辺領域を買い足し、ポンプ一本足からの広がりを作る。無理のない財務と着実な値上げで利益率を守る方針が特徴になっている。
農業と住宅の水需要と、新興国の井戸整備、天候に依存する。灌漑と地下水の利用が世界で広がるか、米国の住宅と農場の設備投資が保たれるか、干ばつや多雨といった天候が需要の波を作らないか、そして銅や鋼材のコスト上昇を値上げで転嫁できるかが、業績を左右する大きな前提になる。
資産 $1.9B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $1.3B(68%)。
借金と支払い余力のバランスが良く、黒字も安定
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