FGSN
F&G Annuities & Life(社債)退職世代の年金需要という息の長い追い風を受ける保険会社の劣後社債で、株より穏やかに、普通の社債より厚い利回りで持てる設計。超長期の満期がその対価になっている。
この証券自体は事業を持たない。本体が個人年金や生命保険の引き受けで得る収益を裏付けに、額面$25あたり年7.3%の利息を四半期ごとに受け取る。満期は2065年と極めて長い。
金利の急低下で本体の運用と保証利率の差が縮むと、収益力が細って信用力に響く。満期が遠い債券なので、金利上昇や信用不安の局面では市場価格が深く下がりやすい。
証券そのものに経営はなく、本体の経営姿勢に従う。本体は外部の大手運用会社と組んで資産運用を行う年金保険会社で、その運用規律と資本の厚みがこの社債の重要条件になる。
支払いの源は本体の保険業の健全性。米国の金利水準と、引き受けた年金資産の運用成績、そして親会社にあたる保険関連大手の資本方針に左右される。
この会社をどう読むか
FGSN は、米国の個人年金と生命保険を扱う F&G Annuities & Life(普通株は FG)が発行した上場劣後社債だ。2065年満期・年7.3%という超長期の債券で、値上がりではなく利息を受け取り続けるための銘柄。
読むべきは本体の保険業が健全さを保てるかどうかと、米国の金利の行方だ。会社の性格は FG のページが本体で、この証券は「年金保険会社にお金を貸して長く利息を受け取る器」と捉えるとよい。
発行体の連結バランスシート (要約)
この銘柄は、取引所が公開している証券名では「社債」に分類されています。ここから下の数字は、この証券を発行した会社 (発行体) の連結決算です。証券そのものの成績ではないので、全上場企業の中での順位も出していません。
資産 $98.4B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $4.8B(5%)。
自己資本が同業の中でも薄い。決算ごとの確認が必要
- 現金・現金同等物$1.5B
- 長期借入金$2.2B
この判定で見た指標: 自己資本比率。預金や保険の準備金が負債に立つ業態のため、流動比率と D/E は判定に使わず、自己資本比率を同業の中央値と比べています。
発行体の収益性 (TTM)
- 売上高
- $5.7B
- 売上成長率
- −0.2%
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- —
- 純利益率
- 4.6%
- ROE
- 5.5%
- ROIC
- —
発行体のキャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $4.7B
- フリーCF
- —
- 営業CFマージン
- 81.7%
- 現金燃焼
- 判定不能
発行体の配当
- 配当総額(年間)
- $137M
- 配当性向
- 51.7%
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