安定して稼ぎ、配当も出す手堅い会社
メリーランド西部やウェストバージニア、ペンシルベニアにかけてのアパラチアの山あいを地盤にする点と、湖畔のリゾートの地域を抱える点、百二十年を超える歴史が最大の特徴。農業や別荘に関わる融資という地域固有の事業を持つ。同地域の他の地方銀行とは異なる、湖畔のリゾートを抱えるアパラチアの山あいに密着した超小型の地方銀行の立ち位置にいる。
メリーランド州の西部や、ウェストバージニアの北東部、ペンシルベニアの南西部のアパラチアの地域で、預金を集め、それを融資に回して利ざやを得るのが事業の柱。中小企業や商業用の不動産への融資という事業向けと、酪農や畜産といった農業への融資、住宅や消費者の融資、そして信託や資産運用を併せ持つ。地盤には、湖畔のリゾートの地域を含み、別荘や観光に関わる住宅ローンも手がける。約二十五の支店を構える。十九世紀末から二十世紀の初めに創業した長い歴史を持つ。利ざやと手数料で稼ぐ構造になっている。
アパラチアの地域の人口の減少と、石炭の衰退が業績を冷やす弱点になる。天然ガスの価格の変動もある。商業用や事業向けの融資の焦げ付きもある。湖畔のリゾートの別荘の需要は、景気に連動する。金利の急な低下は利ざやを縮める。地域の他の地方銀行との競争も激しい。超小型ゆえの規模の劣勢や、創業家の長期の経営の継承の問題も付きまとう。
配当を長く維持する経営。創業家が長く経営を率いる。アパラチアの地域への密着と、湖畔のリゾートに関わる事業、農業への融資、信託や資産運用を軸に運営する。保守的な与信の規律を保ち、長い連続の配当と地域への密着を重んじる。家族による長期の経営と、配当の維持が、運営の中核になっている。
地域経済と、湖畔のリゾート、金利に依存する。アパラチアの地域の経済が、農業や石炭、天然ガスに支えられて保たれるか、湖畔のリゾートと別荘の需要が続くか、商業用の不動産や住宅の融資が健全か、そして信託や資産運用の手数料が収入を支えるかが、業績を左右する大きな前提になる。
資産 $2.1B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $204M(10%)。
借金と支払い余力は並の水準。大きな不安はない
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