
GOLD
Gold.com1965年創業で1986年から米国造幣局の公認購入業者を務め、2014年に親会社Spectrum Group Internationalから分離上場した。そして2025年2月、そのSpectrumの後継会社を逆に買収し、Stack's Bowers Galleriesを傘下に収めている。
業者間で金や銀の地金と貨幣を流す卸売が土台で、自社の銀貨造幣所や保管・物流サービスも抱える。通販子会社を通じた個人向けの直販が第二の窓口。第三に、地金や鑑定済みのコイン、グレーディング済みスポーツカードを担保に取る貸付から利息を得る。
相場が凪いで売買が細ると、卸の回転で稼ぐ形が成り立たなくなる。値動きの荒い担保を取る貸付は、下げ局面で焦げ付きの危険が増す。買収を重ねてきた分、統合の失敗も痛手になる。
造幣所も物流拠点も通販も買収で取り込む垂直統合志向で、かつて自社を所有していた会社を買い戻す判断もためらわない。
三部門とも売買の回数と一件あたりの利ざやで決まるため、価格そのものより取引量が効く。会社自身も、事業は原資産の値動きからおおむね独立して機能すると述べている。
この会社をどう読むか
かつて自分を切り離した親会社を、11年後に買い戻す会社はそう多くない。A-Markは2014年にSpectrum Group Internationalから分離して上場した。ところが2025年2月、そのSpectrumの後継会社を取得し、老舗のコイン・通貨オークション業者まで傘下に加えている。
事業は卸売、個人向け直販、担保貸付の三つで、いずれも金価格の高低より取引の回転で決まる。会社自身が、業績は原資産の値動きからおおむね独立していると説明している。だから金が上がったか下がったかではなく、上下したときに人が売り買いに動いたかどうかを見る銘柄になる。
バランスシート (要約)
資産 $2.2B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $650M(29%)。
借金と支払い余力のバランスが良く、黒字も安定
- 現金・現金同等物$78M
- 他の流動資産$1.7B
- 固定資産$472M
- 流動負債$1.1B
- 長期借入金$3M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率・D/E。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $11B
- 売上成長率
- 13.2%
- 粗利率
- 1.9%
- 営業利益率
- —
- 純利益率
- 0.2%
- ROE
- 2.7%
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $152M
- フリーCF
- $142M
- 営業CFマージン
- 1.4%
- 現金燃焼
- なし(CFは流入)
配当
- 配当総額(年間)
- $19M
- 配当性向
- 108.6%
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