HIT
Health In Tech一般の保険仲介と違い、審査から契約可能な見積もりの発行までを自社のソフトで完結させる。ブローカーが情報を入力すれば、通常は数日かかる医療の審査を数分で終える。
自家保険のプラン設計を担う子会社が売上の8割弱を稼ぎ、保険の引き受け審査を担う子会社が2割強を担う。両者は連動して機能する設計で、決済を仲介する子会社は今のところ売上にほとんど寄与していない。
想定を超える医療費の請求が集中すれば、肩代わりする保険の採算が崩れる。プラン設計と引き受け審査の2つの子会社が互いに依存し合っているため、どちらか一方の顧客離れが会社全体の収入に直結する。
経営陣は保険業界で30年超のキャリアを積んだメンバーで固め、規模の拡大よりも中小企業向け自家保険という狭い持ち場を掘り下げる方針を取る。
支えているのは、中小企業が自家保険へ切り替える流れと、審査を担う子会社が保険会社や仲立ち業者とつないできた関係の2つ。景気が悪化しても、中小企業が保険料負担を軽くしたいという需要自体は消えにくい。
この会社をどう読むか
Health In Tech は保険会社のようで、実際にはソフトウェアの会社に近い。中小企業が自前で医療費を抱える自家保険と、それを守る高額請求の肩代わり保険を、ブローカーが数分で見積もれる場に変えた。
売上の8割弱はプラン設計を担う子会社が稼ぎ、残りは引き受け審査を担う子会社が担う。この2社は単独では機能しない設計になっており、まだ規模の小さい会社だが、狙う市場は米国で自家保険への切り替えが進む中小企業に絞られている。
バランスシート (要約)
資産 $23M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $17M(74%)。
開示から読める範囲では借金は軽い
- 現金・現金同等物$8M
- 他の流動資産$8M
- 固定資産$7M
- 流動負債$5M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $33M
- 売上成長率
- 71.0%
- 粗利率
- 62.8%
- 営業利益率
- —
- 純利益率
- 3.8%
- ROE
- 7.5%
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $3M
- フリーCF
- —
- 営業CFマージン
- 9.4%
- 現金燃焼
- 判定不能
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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