
1999年の1号店から数えて23行を束ね、うち7行はFDICが差配する破綻処理で引き取ったものだ。経費率を経営の物差しに据えて絞り込む癖が、買った銀行を短期間で利益の出る形に直す腕になっている。
傘下のセンテニアル・バンクが地元で集めた預金を貸し出す利ざやが基本で、そこにニューヨーク、ロサンゼルス、ダラスの融資拠点から全国に出す商業用不動産ローンが乗る。2018年に買った船舶金融部門はヨットの融資を専門に扱う。
商業用不動産向け融資は自己資本の194%に積み上がっており、担保価値が下がれば損失は資本を直接削る。フロリダの物件はハリケーンの通り道にあり、災害は担保と借り手の商売を一度に壊す。
創業者のジョン・アリソン会長がいまも会長席に残り、買って育てる路線を変えていない。掲げる目標は資産の膨張ではなく、信用の質、収益性、経験ある銀行員、そして堅固のような貸借対照表の4つだ。
貸出の53%が商業用不動産で、この一点にアーカンソー、フロリダ、テキサス、アラバマの不動産市況がそのまま映る。次の成長は割安な銀行を見つけて買えるかにかかり、いまはテネシーのマウンテン・コマース買収が控える。
この会社をどう読むか
Home BancShares はアーカンソー州コンウェイに本社を置き、傘下のセンテニアル・バンクひとつで営業する銀行だ。1999年の開業から23行を買い、うち7行はFDICの破綻処理案件だった。
変わり種は2018年に買った船舶金融部門で、バージニア州チェサピークとメリーランド州ボルティモアの拠点からヨットの融資を扱う。貸出の53%を商業用不動産が占める構成は、効率のよさと崩れやすさが同じ根から出ていることを示す。
バランスシート (要約)
資産 $22.9B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $4.3B(19%)。
自己資本比率は同業の中央値を上回る
- 現金・現金同等物$667M
この判定で見た指標: 自己資本比率。預金や保険の準備金が負債に立つ業態のため、流動比率と D/E は判定に使わず、自己資本比率を同業の中央値と比べています。
収益性 (TTM)
- 売上高
- —
- 売上成長率
- —
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- —
- 純利益率
- —
- ROE
- 11.1%
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $399M
- フリーCF
- $377M
- 営業CFマージン
- —
- 現金燃焼
- なし(CFは流入)
配当
- 配当総額(年間)
- $159M
- 配当性向
- 33.4%
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