HRTG
Heritage Insurance Holdings引受から保険金の査定、修理業者の手配までをグループ内で完結させる垂直統合を敷いている。Heritage P&C、NBIC、Zephyrの三社は格付け機関から別々に評価され、州や商品ごとに危険を切り分けている。
東部と湾岸の14州で個人向けの住宅保険を引き受け、ハワイではZephyrが風災向けの保険を担う。2025年末で35万件超の契約から年換算$1.4Bの保険料を集め、危険の一部は再保険で外へ渡している。
契約がフロリダなど沿岸州に集まっているため、一度の直撃で支払いが一気に膨らむ。訴訟や不正請求の多い市場でもあり、当たり年には引受だけで赤字に転じる。
件数を追うより採算を優先する規律を掲げ、条件の悪い契約を意図的に減らしながら保険料の単価を上げてきた。再保険の買い方を毎年組み直し、資本と保険料収入の釣り合いに重心を置く。
大型ハリケーンが来ずに保険金の支払いを抑えられるかに、その年の損益がかかっている。危険を外へ渡す再保険の調達費が業界全体で高止まりしており、そこをどこまで抑えるかも効く。
この会社をどう読むか
ハリケーンが来なかった年、この会社は集めた保険料をほぼそのまま利益にできる。来た年には、積み上げてきたものを一度の直撃で吐き出す。
引き受けの実体は三社に分かれていて、住宅保険のHeritage P&CとNBIC、ハワイの風災保険のZephyrを格付け機関は別々に評価する。2025年末で35万件超の契約と年換算$1.4Bの保険料を抱えるが、その多くはフロリダなど災害の多い沿岸州にある。
バランスシート (要約)
資産 $2.2B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $505M(23%)。
自己資本比率は同業の中央値を上回る
- 現金・現金同等物$559M
- 長期借入金$78M
この判定で見た指標: 自己資本比率。預金や保険の準備金が負債に立つ業態のため、流動比率と D/E は判定に使わず、自己資本比率を同業の中央値と比べています。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $847M
- 売上成長率
- 3.7%
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- 31.5%
- 純利益率
- 23.1%
- ROE
- 38.7%
- ROIC
- 36.2%
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $182M
- フリーCF
- $174M
- 営業CFマージン
- 21.5%
- 現金燃焼
- なし(CFは流入)
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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