ISBA
Isabella Bank融資は地元に限り、レバレッジド・バイアウト向けや海外向けは手掛けないと年次報告に明記している。規模を追う地方銀行が多いなかで、この線引きを公言し続けている点が珍しい。
ミシガン州中部の8つの郡に31の拠点を構え、集めた預金を商業・農業・不動産向けの融資に回して利ざやを取る。あわせて資産運用や信託、相続関連のサービスも手掛け、金利に頼らない手数料収入も持つ。
農業や地域の景気が冷え込めば、融資の焦げつきが増える。地盤が一つの地域に固まっているため、そこだけが不振になったときに逃げ場がない。
二次市場から買った貸出債権をほとんど持たず、自分で審査した地元の融資だけを積む。農家、中小企業、個人という幅広い顧客に、預金から信託まで一通りのサービスで応じる。
貸出先が農家と地元の中小企業に寄っているため、ミシガン州中部の作柄と景気がそのまま焦げつきの多寡に跳ね返る。安い預金をどれだけ集め続けられるかが、利ざやの厚みを決める。
この会社をどう読むか
Isabella Bank は、ミシガン州中部の農業地帯を地盤にする銀行だ。1988年にミシガン州法のもとで持株会社が設立され、傘下のIsabella Bankが8つの郡に31の拠点を構えている。
一帯は農業に加えて製造業や小売、カジノや観光、そしていくつもの大学を抱える。地元の農家と中小企業に貸す一方で資産運用や信託も手掛けており、堅実さが売りになる。ただしその堅実さは、地盤がミシガン州中部だけという裏返しでもある。
バランスシート (要約)
資産 $2.2B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $231M(10%)。
自己資本比率は同業の中央値を下回るが、極端に薄くはない
- 現金・現金同等物$26M
この判定で見た指標: 自己資本比率。預金や保険の準備金が負債に立つ業態のため、流動比率と D/E は判定に使わず、自己資本比率を同業の中央値と比べています。
収益性 (TTM)
- 売上高
- —
- 売上成長率
- —
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- —
- 純利益率
- —
- ROE
- 8.2%
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $27M
- フリーCF
- $23M
- 営業CFマージン
- —
- 現金燃焼
- なし(CFは流入)
配当
- 配当総額(年間)
- $8M
- 配当性向
- 42.8%
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