JXG
JX Luxventure Group旅行の予約代行、越境の卸売り、両者を支える自社開発の業務ソフトを一体で持つ。ソフト事業は売上の数%にすぎないが、3事業のなかで粗利率は突出して高い。
収入の柱は二つある。旅行代理店から回ってくる航空券をさばく転売は2025年の粗利率が2%しかない薄利で、伸びを引っ張っているのは化粧品や高級車を扱う越境ECの卸(同17%)のほう。売上の4%ほどを占める自社開発の業務ソフトが、粗利率だけは57%と最も高い。
2025年は売上が66%増えて$83.0Mになったのに、管理費が$1.8Mから$13.6Mへ膨らみ$11.0Mの最終赤字に沈んだ。増えた費用の大半は$9.5Mの株式報酬で、薄利の転売がいくら売上を積んでも利益に届かない構図がそのまま出た年だった。
共同会長が2年以上にわたり立て替えてきた資金を$3Mの約束手形にまとめ、外部投資家へ譲渡する形で片づけるなど、資金繰りは身内頼みの色が濃い。社名変更と株式併合も数年おきに重ねており、腰の据わり方は落ち着いていない。
越境卸の伸びは、化粧品や高級車の輸入・販売権をどれだけ握れるかで決まる。航空券の転売は代理店の発注量しだいで、自力では利幅を生まない。中国発の旅行需要が戻り続けることも前提に置かれている。
この会社をどう読むか
JX Luxventureは、もともと「KBS Fashion」という名の紳士服メーカーだった。2020年に旅行と越境ECの事業を買い足し、2022年には元の紳士服事業を手放した。いまは海南島の子会社群を通じて旅行代理・卸売り・ソフト提供を営む米国上場企業だ。
稼ぎの本体は航空券の転売で、代理店の発注をさばくほぼ手数料商売のため2025年の粗利率は2%どまり。売上は66%増の$83.0Mまで伸びたが、$9.5Mの株式報酬を含む管理費の膨張が上回り$11.0Mの最終赤字に沈んだ。売上と利益が別の方向を向いている、成長痛のさなかにある銘柄だ。
財務データ
この銘柄は SEC の米ドル建て年次データが取得できないため、財務の数字を表示していません。 外国企業などで決算を米ドル以外の通貨で開示している場合、通貨を取り違えたまま 載せるより表示しない方が誠実だと考えています。原文は下の関連タブから SEC EDGAR で確認できます。
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