
回路を守る保護部品という専門分野で、幅広い製品向けに膨大な種類を揃える総合力と、長年の信頼が強み。安全に関わる部品ゆえ信頼性が重視され、いったん設計に組み込まれると簡単には切り替えられない。電動化で需要が増える追い風を受け、買収で分野を広げてきた専業ならではの立ち位置にいる。
電気回路を過電流や異常から守るヒューズや、電流を制御・検知する部品の販売が収益の柱。電子機器や自動車、産業機器、電力設備など、電気を使うあらゆる製品に組み込まれる。一つひとつは小さく安価でも、膨大な数が使われる。製品の安全に欠かせない保護部品を幅広い分野に供給して稼ぐ構造になっている。
景気後退で電子機器や自動車、産業機器の生産が落ちると、保護部品の需要が連動して細る。半導体不足や供給網の混乱は生産を乱す。在庫の調整局面では需要が一時的に大きく落ち込み、原材料費の上昇や価格競争も、収益の重しになりうる。生産活動の波に業績が振られる構造を持つ。
配当を出しつつ、買収による分野拡大と、電動化への対応、効率的な生産に力を入れる経営。生産活動で振れる需要に対し、幅広い分野への供給と設計への組み込みで安定を保ち、電動化という追い風を取り込みながら買収で事業を広げて稼ぐ方針が特徴になっている。
電子機器や自動車、産業機器の生産の活発さに依存する。これらの製品が活発に作られるほど保護部品の需要が増える。電気自動車や電動化で一台あたりの部品が増える流れを取り込めるか、技術で他社に差をつけられるか、そして買収で取扱分野を広げられるかが、業績を左右する大きな前提になる。
バランスシート (要約)
資産 $4B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $2.4B(61%)。
借金が軽く手元資金も厚い。安全度は最高水準
- 現金・現金同等物$563M
- 他の流動資産$872M
- 固定資産$2.5B
- 流動負債$533M
- 長期借入金$706M
- 短期借入金$96M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率・D/E。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $2.4B
- 売上成長率
- 8.9%
- 粗利率
- 38.0%
- 営業利益率
- 1.6%
- 純利益率
- −3.0%
- ROE
- −3.0%
- ROIC
- 0.9%
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $434M
- フリーCF
- $366M
- 営業CFマージン
- 18.2%
- 現金燃焼
- なし(CFは流入)
配当
- 配当総額(年間)
- $72M
- 配当性向
- —
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