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Chicago Atlantic BDCBDCという器は、業種を問わず貸す通常の金融会社にはない制約と税制上の利点を同時に課す。その中であえて大麻という一業界に的を絞る、二重の絞り込みが同社の形をつくっている。
米国の「事業開発会社(BDC)」という枠組みの下で運営され、総資産の70%以上を国内の未上場・薄商いの企業向け証券に置く義務を負う。課税所得の90%以上を配当すればファンド段階の法人税がかからないRIC税制も選び、この二つの規制が構造を決めている。
大麻は連邦法では依然として規制物質で、法制度が動けば貸出先の前提ごと揺らぐ。資産カバレッジ比率150%以上といった投資会社法の基準を満たし続ける必要があり、資産価値が下がると配当や税制優遇の維持そのものが難しくなる。
運営は外部の運用会社に委ね、報酬は成功報酬を含む契約で支払う。RIC税制の要件を満たすため利益の大半を払い出し、大麻業界の与信に通じた目利きで担保付き融資を積む。
借入で調達した資金を貸し出す以上、調達コストと貸出金利の差が収益の厚みを決める。純資産価値を下回る株価では原則として新株を出せないため、資金調達の自由度は株価水準そのものに縛られる。
この会社をどう読むか
社名にある「BDC」は、米国の事業開発会社という規制上の器を指す。この器を選んだ時点で、総資産の70%以上を国内の未上場企業向け証券に置き、課税所得の90%以上を配当に回すという縛りを自ら背負う。
配当利回りが高く見える理由の半分は、業績ではなくこの制度設計のほうにある。器の中で同社が的を絞るのは、連邦法が規制物質として扱うために銀行が近寄らない大麻業界だ。
バランスシート (要約)
資産 $342M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $303M(89%)。
自己資本比率は同業の中央値を上回る
- 現金・現金同等物$3M
この判定で見た指標: 自己資本比率。預金や保険の準備金が負債に立つ業態のため、流動比率と D/E は判定に使わず、自己資本比率を同業の中央値と比べています。
収益性 (TTM)
- 売上高
- —
- 売上成長率
- —
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- —
- 純利益率
- —
- ROE
- 11.0%
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- −$20M
- フリーCF
- —
- 営業CFマージン
- —
- 現金燃焼
- 判定不能
配当
- 配当総額(年間)
- $23M
- 配当性向
- 69.9%
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