LVLU
Lulu's Fashion Loungeシーズン前にまとめ買いして外れたら値引きで売り切る、という従来型の仕入れを最初から採らない。数百万人規模のSNSフォロワーからの反応やレビュー、フィッティング相談の記録を次の商品企画に戻す仕組みを持つ。
新作を毎週のように少量だけ投入し、売れ行きを見てから当たった品だけを大きく追加発注する。仕入れの大半はこの試し売りで決まり、百貨店などへの卸と、スタイリストや結婚式相談といった接客が客の定着を支える。
流行が速い若年女性向けの衣料は、読みを外せば値引きで処分するしかない。パーティーや結婚式に着る服は景気が鈍ると真っ先に削られる支出でもあり、ネット販売は参入障壁が低いぶん価格競争が絶えない。
経営資源は在庫の見極めと商品投入の回転を速めることに寄っており、株主還元より運転資金の効率が優先されている。スタイリストやフィット担当を社内に抱え、店舗でやっていた接客をオンラインで代替する。
若い女性の可処分所得と、毎週投入する新作の打率。原材料や輸送、関税の負担が増えれば、値付けと利益率に直に響く。
この会社をどう読むか
アパレルで最も金を溶かすのは売れると見込んで大量に仕入れた服が残るときで、Lulu'sの商売はそこを避ける設計から始まっている。
新作をまず少量だけ市場に出し、反応を見てから当たった品だけを追加生産する。シーズン前の大量発注と値引き処分という従来の順番を裏返した形で、在庫の読み外しによる損失を構造的に小さくしている。ただし若い女性向けの衣料そのものが流行と景気に強く振られるため、仕入れの工夫でどこまで吸収できるかが読みどころになる。
バランスシート (要約)
資産 $89M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $3M(3%)。
本業は赤字で現金を減らしている段階。黒字化の道筋が焦点
- 現金・現金同等物$3M
- 他の流動資産$41M
- 固定資産$46M
- 流動負債$75M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $282M
- 売上成長率
- −10.6%
- 粗利率
- 43.2%
- 営業利益率
- −4.5%
- 純利益率
- −4.9%
- ROE
- −455.0%
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $1M
- フリーCF
- $1M
- 営業CFマージン
- 0.5%
- 現金燃焼
- なし(CFは流入)
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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