VSXY
Victoria's Secret二枚看板の知名度に加え、直販のAdore Meと定額のスタイリングサービスDailyLookを抱え込んだ。実店舗中心だった稼ぎ方に、毛色の違う継続課金の入口が加わっている。
ヴィクトリアズ・シークレットとPINK、ネット発のAdore Meの三ブランドで、下着や部屋着、美容品を店舗とネットで売る。米国・カナダ・中国に約860店を持ち、それ以外の約70か国ではフランチャイズや卸を通じてロイヤルティを得る。
衣料と美容は流行の移り変わりが速く、景気が冷えれば真っ先に削られる支出でもある。閉店は2024年度が49店、2025年度が46店と続き、この流れが止まらなければ計画の前提が崩れる。
株主への配当はなく、現金は「Path to Potential」と名づけた立て直し計画に回している。ブラの権威の回復、PINKの再起、美容の伸長という優先順位をはっきり掲げている。
売上の行方は、看板ブランドの求心力を取り戻せるかと、衣料への消費者の財布の緩み具合で決まる。店舗数は2025年度に882店から858店へ減り、縮小と立て直しが同時に進む。
この会社をどう読むか
Victoria's Secretと聞いて派手なショーを思い出す人は多いが、いまの経営が向き合っているのは閉店の数字だ。
店舗は2025年度に882店から858店へ減り、閉店は3年続けて年30〜50店のペースにある。それでも「Path to Potential」という計画のもとで、ブラという本丸の商品に資源を絞り直し、直販のAdore Meで店舗依存からの脱却も図っている。
バランスシート (要約)
資産 $5B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $856M(17%)。
借金と支払い余力は並の水準。大きな不安はない
- 現金・現金同等物$518M
- 他の流動資産$1.4B
- 固定資産$3.1B
- 流動負債$1.5B
- 長期借入金$971M
- 短期借入金$4M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率・D/E。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $6.6B
- 売上成長率
- 5.2%
- 粗利率
- 36.4%
- 営業利益率
- 4.1%
- 純利益率
- 2.5%
- ROE
- 18.8%
- ROIC
- 11.7%
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $499M
- フリーCF
- $312M
- 営業CFマージン
- 7.6%
- 現金燃焼
- なし(CFは流入)
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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