投資信託の評価や格付けで、個人投資家にも広く知られた独立系の情報源という信頼が最大の強み。中立的な立場の評価は投資判断に欠かせず、長年の蓄積したデータが参入障壁になる。情報・データの提供から、信用格付け、投資指数まで幅広く手がけ、投資の世界の標準的な情報源として根づいた立ち位置にいる。
投資信託や株式を分析・評価したデータや調査、独自の格付け、投資家向けの分析ツールの提供が収益の柱。個人投資家や金融機関、運用会社が、投資判断や商品選びにこれらの情報を使う。これに、企業の信用格付け事業や、投資指数の提供、運用助言が加わる。投資にまつわる情報とデータを、継続課金などで売って稼ぐ構造になっている。
相場の低迷や投資への関心の低下で、投資情報の需要が鈍ると、契約が伸び悩む。信用格付け事業は、債券の発行が減る局面で収入が落ち込む。大手のデータ会社との競争や、無料の投資情報の広がり、評価の独立性をめぐる信頼の問題も、収益の重しになりうる。金融市場の活況と投資家の関心に業績が左右される。
配当を出しつつ、データ・調査の強化と、信用格付け・指数事業の拡大、継続課金への移行に力を入れる経営。独立した立場の評価という信頼を土台に、投資情報の継続課金を積み上げ、格付けや指数など収益源を広げながら、投資の世界に欠かせない情報源であり続けて稼ぐ方針が特徴。
投資情報の需要と、契約の継続、金融市場の活況に依存する。個人や金融機関が投資情報・データに投資し続けるか、契約を更新し利用を増やすか、信用格付けや指数の事業を伸ばせるか、そして独立した立場の評価で信頼を保てるかが、業績を左右する大きな前提になる。投資への関心が収益の土台になる。
バランスシート (要約)
資産 $3.6B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $1.2B(34%)。
借金と支払い余力のバランスが良く、黒字も安定
- 現金・現金同等物$475M
- 他の流動資産$564M
- 固定資産$2.6B
- 流動負債$1.1B
- 長期借入金$1.1B
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率・D/E・利息カバー率 (営業利益が支払利息の何倍か)・負債/EBITDA (借金が本業の稼ぎの何年分か)。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $2.4B
- 売上成長率
- 7.5%
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- 21.5%
- 純利益率
- —
- ROE
- —
- ROIC
- 18.1%
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $590M
- フリーCF
- $443M
- 営業CFマージン
- 24.1%
- 現金燃焼
- なし(CFは流入)
配当
- 配当総額(年間)
- $77M
- 配当性向
- —
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