OBT
Orange County Bancorp16の店舗と1つの融資拠点という小さな体で、自治体の口座から富裕層の資産運用までを抱えている。同じ規模の地銀が貸出一本で終わるところに、預かり資産という別の残高を持つ。
預金を集めて中小企業や中堅企業、地元自治体に貸し出す利ざやが一つ目。もう一つが、信託部門と傘下の投資顧問が預かる資産から得る手数料で、2025年末の預かり残高は$1.9Bに達する。
商業用不動産向けの貸出が厚く、この市況が崩れると焦げ付きが増える。株式相場が下がれば預かり資産が目減りし、手数料も同時に細る。二つの収入源は独立しておらず、悪い局面では揃って沈むことがある。
手厚い接客と地域密着を売りにしながら、預かり資産を積み増すほうへ重心を移してきた。貸出の質を保つことと手数料の拡大を同時に進める、慎重な運びを取る。
貸出側はハドソンバレーとニューヨーク都市圏の景気と金利、手数料側は相場の水準と預かり資産の増減。景気の良い局面では両方が伸びるが、逆風では片方が先に沈む。
この会社をどう読むか
地方銀行の収入は普通、貸出金利ひとつで説明がつく。Orange County Bancorpにはもう一本ある。傘下のOrange Bank & Trustと投資顧問会社が富裕層や企業から資産を預かって運用しており、その残高は2025年末で$1.9Bある。
本店はニューヨーク州ミドルタウン、営業圏はハドソンバレー下流域からニューヨーク都市圏、コネチカットとニュージャージーの一部まで。相手は中小企業と中堅企業、地元自治体、そして資産のある個人だ。ただし二本目の柱は相場に連動するため、株式が下がる局面では貸出の焦げ付きと手数料の減少が同時に来る。
バランスシート (要約)
資産 $2.7B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $284M(11%)。
自己資本比率は同業の中央値を下回るが、極端に薄くはない
- 現金・現金同等物$204M
この判定で見た指標: 自己資本比率。預金や保険の準備金が負債に立つ業態のため、流動比率と D/E は判定に使わず、自己資本比率を同業の中央値と比べています。
収益性 (TTM)
- 売上高
- —
- 売上成長率
- —
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- —
- 純利益率
- —
- ROE
- 14.6%
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $44M
- フリーCF
- $41M
- 営業CFマージン
- —
- 現金燃焼
- なし(CFは流入)
配当
- 配当総額(年間)
- $7M
- 配当性向
- 17.1%
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