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Pioneer Bancorpレンセラー郡の預金シェアは2割近くに達するのに、州都のあるオールバニ郡では5%に届かない。全域を薄く取るのではなく、特定の郡だけ濃く食い込む形になっている。
ニューヨーク州都オールバニを含む6郡に21の店舗を置き、個人と自治体から集めた預金を商業用不動産や事業向けの融資に回して利ざやを取る。保険代理店、資産運用、人事コンサルティングの子会社が手数料を足す。
貸出の中心が商業用不動産にあるため、その市況が崩れると損失が直接効く。総資産$2.15Bに対し預金$1.74Bという構成上、地銀への信用不安が広がれば預金の流出と調達コストの上昇が同時に来る。
1889年に貯蓄銀行として生まれ、2024年に国法銀行へ転換した。株主還元より自己資本と規制対応を先に置き、現時点で配当の支払いは予定していない。
住宅ローンは2016年から自前で組成せず、提携する外部のモーゲージ会社から買い取っている。融資の伸びは州政府や大学、病院といった地元の大口雇用主の勢いに結びつく。
この会社をどう読むか
Pioneer Bancorp の株はナスダックで買えるが、過半数は Pioneer Bancorp, MHC という相互持株会社がいまも握っている。株式会社の形を借りながら、意思決定の重心は預金者の側に残った銀行だ。
稼ぎ方も同じように地元へ寄っている。住宅ローンは2016年以降まったく自前で組成せず外部から買い取り、その分の人手を商業用不動産と事業向けの融資に回した。自治体の預金を扱い、保険や資産運用、人事コンサルまで抱えるのも、州都周辺の6郡という狭い地面で取引先一人あたりの関係を深くする以外に伸びしろがないからだ。
バランスシート (要約)
資産 $2.2B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $324M(15%)。
自己資本比率は同業の中央値を上回る
- 現金・現金同等物$134M
この判定で見た指標: 自己資本比率。預金や保険の準備金が負債に立つ業態のため、流動比率と D/E は判定に使わず、自己資本比率を同業の中央値と比べています。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $16M
- 売上成長率
- 5.8%
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- —
- 純利益率
- 128.3%
- ROE
- 6.3%
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $11M
- フリーCF
- —
- 営業CFマージン
- 70.3%
- 現金燃焼
- 判定不能
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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