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Peapack-Gladstone Financial融資一本の地方銀行と違い、信託・資産運用の手数料を厚く積み上げて収入源を二つに分けている。2025年の改名は、その軸足移動を対外的に宣言した一手だった。
預金を集めて地元企業や商業用不動産、個人へ貸し出す従来型の利ざや収入が土台にある。その上に富裕層や経営者向けの資産運用・信託の手数料が乗り、預かり資産は2025年末で$13.1Bまで育った。
商業用不動産市況が傷めば貸し倒れが増え、株式相場が崩れれば預かり資産に連動する手数料も細る。隣接するニューヨーク都市圏は競合が厚く、腕のある運用担当者は他行に引き抜かれやすい。
人の定着を経営の土台に置いており、米国銀行業界の従業員調査では2018年から2025年まで8年連続で「働きやすい銀行」に選ばれた。利益は株主還元と、ニューヨーク都市圏での採用・拠点開設の両方に配分している。
地元ニュージャージー州の景気と金利水準、そして富裕層の預かり資産をどれだけ積み増せるかが、この銀行の伸びしろになる。商業用不動産や多世帯住宅への融資も抱えるため、その市況にも敏感だ。
この会社をどう読むか
Peapack-Gladstone Financialは、ニュージャージー州の地方銀行という外見のまま、中身を私設銀行へ入れ替えている。1921年創業の主要子会社は2025年、行名をPeapack Private Bank & Trustに改めた。
地元企業への貸し出しで利ざやを稼ぐ昔ながらの銀行業に、富裕層向けの資産運用と信託の手数料を重ね、二つの財布で稼ぐ構えだ。改名が装いだけか実態の追認かは、預かり資産の伸びとニューヨーク都市圏での競争の行方に表れる。
バランスシート (要約)
資産 $7.5B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $658M(9%)。
自己資本比率は同業の中央値を下回るが、極端に薄くはない
- 現金・現金同等物$188M
- 短期借入金$73M
この判定で見た指標: 自己資本比率。預金や保険の準備金が負債に立つ業態のため、流動比率と D/E は判定に使わず、自己資本比率を同業の中央値と比べています。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $283M
- 売上成長率
- 24.1%
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- —
- 純利益率
- 13.2%
- ROE
- 5.7%
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $43M
- フリーCF
- $29M
- 営業CFマージン
- 15.2%
- 現金燃焼
- なし(CFは流入)
配当
- 配当総額(年間)
- $4M
- 配当性向
- 9.4%
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