PKOH
Park-Ohio Holdings一つの製品に頼らず、調達の代行から金属加工、完成部品まで異なる三事業を束ねている点が同業と違う。ただし事業の性格がばらばらな分、どれか一つの好調だけでは株価に伝わりにくい。
事業は三つに分かれる。工場に部品や資材を届ける調達代行、金属を熱して叩く鍛造や機械加工、そして自動車向けの燃料系統やゴム部品の製造だ。2025年の売上は$1.6Bで前年から3%減ったが、減った分はほぼ三事業すべてで顧客の需要が鈍ったことによる。
景気が冷えると三事業がそろって沈む。2025年はアーカンソー州の鍛造拠点で$8.9Mの減損を計上し、営業利益は$86.6Mから$66.3Mへ落ちた。借金は$635.7Mと重く、金利の負担が薄い利幅を圧迫する。
創業家クロフォード家が経営の中心で、会長兼CEOのMatthew Crawfordが指揮を執る。借金の返済と配当の維持を両立させながら、2023年末にはアルミ製品事業を売却して事業を絞り込んだ。
自動車・産業機械の生産の波と、鋼材の値動き、そして重い借金の借り換えに左右される。2025年7月には金利8.5%の新しい社債$350Mを発行し、旧社債を返済し直した。
この会社をどう読むか
Park-Ohio Holdingsの実態は、工業製品を作る一社というより、性格の異なる三つの事業を束ねた持株会社に近い。
調達の代行、鍛造・機械加工、自動車部品の製造という中身の異なる三本柱を、創業家が率いて回してきた。2025年は需要の鈍化と鍛造拠点の減損が重なり営業利益が23%減ったが、7月に発行した8.5%の新社債で当面の借り換えは片づけている。三つの畑を掛け持つ分、一つの景気循環で全社が沈む脆さと隣り合わせだ。
バランスシート (要約)
資産 $1.4B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $381M(27%)。
借金と支払い余力のバランスが良く、黒字も安定
- 現金・現金同等物$45M
- 他の流動資産$808M
- 固定資産$567M
- 流動負債$367M
- 長期借入金$636M
- 短期借入金$8M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率・D/E。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $1.6B
- 売上成長率
- −3.4%
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- 4.1%
- 純利益率
- 1.5%
- ROE
- 6.2%
- ROIC
- 5.2%
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- —
- フリーCF
- —
- 営業CFマージン
- —
- 現金燃焼
- 判定不能
配当
- 配当総額(年間)
- $8M
- 配当性向
- 32.8%
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