PTON
Peloton Interactive画面付きの器具と、人気講師による配信レッスンを一体にした体験の作り込みが最大の強み。器具を売って終わりにせず、毎月積み上がる会員料という安定した収益源を持つ。熱心な利用者の高い継続率と強いブランドを土台に、急拡大の反動から体質を立て直す途上の立ち位置にいる。
画面のついた室内自転車やランニングマシンを売り、そこへ配信するレッスンの月額会員料を得るのが収益の柱。器具の販売は一度きりだが、会員料は毎月積み上がる。在宅で人気講師のレッスンを受けられる体験を売りにする。感染症の流行期に急拡大した後の反動で苦しみ、今は会員の維持と費用の削減で採算の立て直しを進める構造になっている。
在宅運動の熱が冷め、ジムへの回帰が進めば会員の解約が増える。高価な器具は景気後退で売れ行きが落ち、買い替えも鈍る。多額の借入を抱え、立て直しが遅れれば財務に緊張が走る。安価な運動アプリや他社の器具との競争も、会員と価格の両面で圧力になる。
配当を出さず、現金を費用の削減と借入の返済に充てる立て直しの経営。器具の販売の波より、毎月積み上がる会員料の安定を重んじる。中古や法人、海外といった新しい会員の入り口を広げ、身軽な体質で黒字化を目指す方針が特徴になっている。
会員の維持と、費用の削減、新しい需要の取り込みに依存する。月額の会員をつなぎ留めて解約を抑えられるか、膨らんだ費用を削って採算を黒字に戻せるか、中古や法人、海外など新しい会員の入り口を広げられるか、そして在宅運動への関心が一巡した後も需要を保てるかが、業績を左右する大きな前提になる。
バランスシート (要約)
資産 $2.1B を負債が上回る債務超過の状態。
負債が資産を上回る債務超過。営業利益は支払利息の1.3倍、自由に使える現金で借金を約3.5年で返せる
- 現金・現金同等物$1.2B
- 他の流動資産$283M
- 固定資産$567M
- 流動負債$525M
- 長期借入金$1.3B
- 短期借入金$10M
この判定で見た指標: 自己資本比率・利息カバー率 (営業利益が支払利息の何倍か)・FCF/有利子負債 (自由に使える現金で借金の何割を1年で返せるか)。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $2.4B
- 売上成長率
- −1.8%
- 粗利率
- 52.6%
- 営業利益率
- 6.6%
- 純利益率
- 2.6%
- ROE
- —
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $388M
- フリーCF
- $378M
- 営業CFマージン
- 15.8%
- 現金燃焼
- なし(CFは流入)
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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